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予想外の美しさだったロットネスト島

3月に海外に行ってから久しぶりの旅。選んだ場所は西オーストラリアのパースだった。ロットネスト島に生息している野生の「クォッカ」に会うため。

これまでの私の旅は「この景色が見たい!」という気持ちで心が動いていたけれど、動物が見たいだけで旅をするのは初めて。(ただ、会いに行く価値はあるぐらいに可愛い)

きっかけになったのはInstagramで見つけた写真だった。可愛い笑顔のクォッカと自撮りをしている一枚の写真。「なにこれ!私もやりたい!」と、すぐにバケットリスト入りをした。

クォッカは絶滅危惧種になっており、触ること、餌を与えることは厳禁。ぬいぐるみみたいな可愛い風貌に思わず触りたくなってしまうが、グッと堪える。

港町フリーマントルから船で向かうこと30分、ロットネスト島にやってきた。ここでは環境を守るために一般車両の運行は禁止されている。島を散策するのは自転車かバスでの移動のみだった。

アップダウンが激しい道のりに何度も呼吸が乱れ、ギアを何回切り替えたことだろう。

疲れながらも、見所らしい「リトルサーモンベイ」にやってきた。そこに広がっていたのはきらめくコバルトブルーの世界だった。この美しさは予想外だった。ただクォッカに会える島だとだけ思っていたから。

風を感じながら、真っ青な海を眺めながら自転車で坂をくだっていく。最高の時間だった。そして、こんなに広い空を感じたのは久しぶりだった。ビルの隙間から見ていた青空。今は思う存分青空を見渡すことができる。幸せだ。

普段から自撮りをしないので悪戦苦闘しながら何とか念願のクォッカとの自撮りもできて、願いが叶った。(前情報のようにクォッカから寄ってきてくれることはなかった……。)

クォッカ目当てで訪れたけれど、海の美しさにやられてしまった。砂浜はサラサラで透明度が高く、あの美しさは写真ではなかなか伝えられなくて。

思いきり肌が焼けてしまったのでこの先が怖いけれど、でもいいんだ。またひとつ、最高の場所を知ることができたから。



ありがとうございます!これからも旅先や日常で感じたことを綴っていきたいと思います。旅で世界を、もっと素敵に。