見出し画像

言葉は消えない

最近、ネット上での誹謗中傷について話題になっている。

SNSは個人が自由に発信できる大変貴重な場だ。私もこのnoteを利用して、自由に思ったこと、誰か共感してくれたら嬉しいと思うこと、忘れたくない気持ちを発信している。

しかし、このSNSでの自由な発言は時として個人を苦しめることになると、多くの人がハッとしたのではないだろうか。

これは、SNSに限ったことではないと気づいている人はいるだろうか。

言葉は時として人を傷つける。そしてその言葉は、一生消えない。

私含め、人々が発言したことに対し、そんなつもりはなくても、受け手によっては深い傷を負ってしまうことがある。

私にも経験がある。

過去に職場で言われていた言葉。

消えろ。顔が不愉快。バイトあがりのクソ人間。稼いでこない人間はいらない。これだから女の部下は面倒くさい。なんでこんなやつ採用したんだ。一人っ子でどうせ甘えた人生過ごしてたんだろう。ふざけんじゃねえよ。みんなお前のこと嫌いって言ってるからな。使えねえ。お前より○○のほうが俺らの部署に配属されたら良かったのに。


今は環境が変わり、強運のおかげか、周囲の人にも恵まれ、自分の好きな仕事につけていて、毎日充実した生活を送っている。

しかし、これらの言われた言葉、言われている時の自分の胸の痛み、周囲の静けさ、張りついた空気、周りの人達の冷めた目、好奇の目、関わりたくないオーラ、全て私の心、身体が覚えている。
食事中、仕事中、歩いている時、寝る前、
ふとした時にフラッシュバックして、何度「もう(思い出すのを)辞めよう」と呟いたか分からない。
何度夜中に涙を流したか分からない。
何度母親に、どうしたの?と怪訝な顔をされたのか分からない。

SNSは投稿した本人が消さない限り、残り続ける。直接言われた言葉も同じだ。言った本人は忘れがちだが、言われた本人は覚えている、ということがよくあると言うが、本当にそう感じる。

このnoteを見た人が、少しでもSNSはもちろん、普段話している言葉に気をつけようと思って頂ければ幸いだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?