ReDesigner6周年!デザイン業界に貢献できたことと、これからについて
みなさんこんにちは!
ReDesignerにて事業責任者をしている宮本です。
デザイナーに選択肢を提供できるプラットフォームへという記事を投稿してから、早くも半年が経ちました。
また、5月でReDesignerも立ち上げてから7年目に入ったこともあり、日頃の感謝と共に、この1年を振り返ってみたいと思います。
まずはじめに
特にこの1年はReDesignerにとってとても変化のある1年でした。
立ち上げた佐宗から私への事業責任者の交代
新しいサービスの立ち上げ
チームとしてもかなりストレッチをしなければならない瞬間が多々訪れていました。そんな中でも前に進み続けられたのは、紛れもなくReDesignerに関わってくださってる皆様に力をもらっていたからです。時には温かい言葉を、時にはより良くなるようにとフィードバックをもらい、より良い未来のためにと一緒に併走してくださったいろんな方のお力を借りながら6周年を迎えることができています。
この場を借りて、まずはお礼からスタートさせてください。
いつも本当にありがとうございます!
これからも、キャリアで悩むデザイナーの拠り所であれるように
また、デザイナー採用に悩む企業の方々の良きパートナーであれるようにアップデートし続けていければと思っているので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
それでは本題の振り返りに入っていきます。
企業とデザイナーが直接やり取りができるスカウト機能をリリース
2024年1月より、企業とデザイナーが直接やり取りができるスカウト機能をリリースしました。まだ実績がないにも関わらず、多くの企業の皆さんから、「一緒に育てていきましょう」「予算は確保してあります」と温かい言葉をいただきながら、スタートさせていただきました。
現時点で、5,000名を超えるデザイナーに利用をしていただき、さまざまなご縁を結ぶことができています。
ここで特に私が嬉しかったこととして、エージェントを利用していなかったデザイナーのマッチングが生まれている点です。転職活動時にキャリアデザイナーとの併走一本に絞ってくれている方もいれば、どちらの機能も使っている方も、面談をせずにスカウト機能のみ使用している方も出てきています。数ある選択肢の中から、意思をもってキャリアを選択してほしいという想いが実を結んでいることが何よりも嬉しいことでした。
私自身が、利用していただいてる企業の方にヒアリングをさせていただき直接フィードバックをもらう中でも、
などの嬉しい声を多数いただくことができました。
一方で、まだ志半ば。機能としてもより使いやすくしていきますし、利用してくれる全てのユーザーに、良い採用体験をしてもらえるようにアップデートを繰り返していくので、ぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
Design Data Book2024をついに公開
昨日、『Designe Data Book 2024』をリリースいたしました!
2019年から始めたこのDesign Data Bookも今年で5年目。
デザイン投資の意思決定に役立ててほしいという想いから続けてきました。
2024年の調査では、
デザインエグゼクティブ層への投資が拡大
事業部付ではなくデザインセンターなどデザイナー独自の組織や仕組みを構築する企業が大幅に増加
企業におけるデザイン人材の採用苦戦傾向は変わらず、採用後の育成や定着に課題を抱える企業の割合が増加
ジュニア層が増加し裾野が広がりつつあることが読み取れる
など、経年比較も交えながら考察しています。ぜひみなさんご一読ください!
ReDesignerがデザイン業界のためにできたことは何か?
私たちはミッションとして、デザイナーがパフォーマンスを最大限発揮できる社会をつくるを掲げています。
この6年間、少しでもデザイン業界が前進するようにと、ReDesigner自体も変化を繰り返しながら歩んできました。
振り返ると、ただデザイナーを紹介する仲介者ではなく、企業とデザイナーのミスマッチを減らすために、お互いの間に入り翻訳するような仕事が多かったと思っています。
その結果、私たちが支援をして早期退職をしてしまった方はなんと全体の1%という結果に。
もちろん残念ながら早期退職となられてしまったケースもあるのですが、早期退職者の平均は30%と言われている中、1%の数字に抑えられている部分は丁寧なマッチングを心掛けてきた一つの成果ではないかと捉えています。
また、この1年でご支援した方々の94%の方が、現在の年収より高い金額で新しい環境からオファーをもらっていることがわかりました。
平均給与アップ額としては95万円となっています。
こうしたことから、私たちのミッションの中でも
デザイナーの価値を社会的に向上させること
企業とデザイナーのミスマッチを減らすこと
この2点においては、僅かながらでもデザイン業界に貢献できたと言ってもいい点なのかなと感じています。
7年目に向けて
メインミッションである
デザイナーがパフォーマンスを最大限発揮できる社会をつくる
ことができたのか?と言われると、正直まだまだやりきれていないことばかりです。
前述したDesign Data Book2024の中でも触れていますが、課題は採用だけではなく、育成やその後の定着にも広がり始めています。
そこで改めてデザイナーがパフォーマンスを発揮できる社会とはどんな社会なのか?
そのために私たちReDesignerができることは何か?
を改めて問い直し、”デザインの重要性”を社会に発信し、”デザイン業界/IT業界に閉じずに領域を超えてデザインの力を証明していく”ことに愚直に向き合い続けていきたいと思います。