主治医としばしのお別れ~双極性Ⅱ型でも夢をかなえる~
こんにちは、Misakiです。
この10月に本格的に拠点を日本からヨーロッパへ移しました。それもあり、14歳からお世話になっている主治医と最後の面談をしてきました。
今日は、この一年間、再発した鬱の治療のためのセッションで、信頼する主治医からいただいた助言をメモしたいと思います。
これから生きていくうえで心得ておくべき3つのメッセージをいただきました。
①頑張るより、コンスタントに力を出せるようなコンディション作り
→スキルを高めるために頑張る!というより、すでに持っている力をいかに安定して出せるかが大事。振り子が揺れる環境から遠ざかり、できるだけ安定した環境に身を置くようにする。Daigoさんも、HSPは環境を整える(≒自分に合った環境にいる)ことが一番大事といっていました(参考:「敏感すぎるHSPが神になる方法TOP5」https://www.youtube.com/watch?v=wYa0Lnj2R8w)
②インプットよりアウトプット
→色々なことに囚われやすく、かつたくさんのこと・情報を詰め込もうとする私。脳は省エネに!溜め込まず、発散する方向で生活していく。
③頭をクリアな状況にする
→アイディアは頭がクリアな状態の時に生まれる(例、歩いているときや温泉に浸かっているとき、など)。②と似ているけれど、ぼーっとする時間、何もない時間を作ることが大事。アイディアが出てきた場合は、すぐ行動に移すと躁の傾向なので、一晩寝かせて、沈殿物とそうでないのに分けてあげる。
投薬について
私は二種類の薬(アリピプラゾールとクエチアピン)を毎日飲んでいますが、
「躁鬱”病”ではなく、気質におさめるために、薬は今後も必要」
とのこと。
さいごに
私から主治医に、ずっと気になっていた質問をしてみました。
「躁鬱やHSPの人は、たくさんの刺激の中でバリバリ働いて、夢をかなえていく人生には向かないのでしょうか?」
先生曰く、「譲れないものは譲らなくていい」、とのこと。
前にもお伝えしましたが、私の夢は「森林を軸に環境問題の解決に携わること」です。夢を叶えるためには、国際的に活躍している人々と、この障害を抱えてやりあっていく必要があります。
でもその環境問題こそ、躁鬱の気質(躁鬱病ではなく)が役立つのでは、とのこと。これまで波の中で様々なことを見てきたからこそ、その分視野も広いから、他の人が見えない世界が見える。
何かの本で読んだのですが、それは多くの人々が絵画の一部しか見えていない一方、躁鬱の人は全体が見えている、というイメージ。その絵画とは、人生そのものなんです。
「一流の狂気」という本でも、混沌とした世界・未曾有の出来事の中で活躍した双極性障害のリーダーたちが紹介されていました。
安定した、ルーティーンのある生活の方がきっと私には向いてるでしょう。
でも、私は自分の夢をあきらめないことにしました。これだけは譲らない。
いつか人生を振り返ったときに、躁鬱Ⅱ型でよかったと思えるような人生を歩んでいけたらと思います。
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