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毎朝座って掘り起こし、毎晩弾いて直していく_20210610


毎朝、できるだけ早起きして散歩をします。帰宅してパソコンに直行し、とりあえず座ってnoteの投稿画面を開きます。

幸い、書くことが思いつかないことはありません。適当に一行書いてみて、じゃあ今日はこれについて深掘りしよう、と書き始めます。全部で1000文字くらいを目標にして考えをまとめます。書いたけど大したことないな、とがっかりするときもありますが、書く前には考えたこともなかった地点に着地することがあり、それが楽しいです。1000文字前後を目安にしているので、余計だな、と感じる文はザクザク削り、分けて考えた方が良さそう、と思ったら翌日の下書きに回します(今日の文章も、昨日の下書きからの分裂です)。8時くらいから勤務が始まってしまいます。子供の支度を気にしつつ、勤務の前までになるべく完成させます。


毎晩21時、子供を寝かせた後、とりあえず座ってギターの調弦をします。常に練習すべき曲があるので、それを弾いてみます。練習する気が起こらなかったら、3回ほど弾いて寝ます。やる気があれば、課題になっている技(弾き方)の練習に集中します。フラメンコギターは、いくつもの小さな曲をつなげて一曲にするので、その曲の構成を考えたりするのも、この時間にやります。


以上が、現在の私のルーチンですが、先日、内田樹さんの「街場の芸術論」に以下のような文章があり、おこがましくも、おんなじだ!と嬉しくなりました。

このスタイルを村上春樹はレイモンド・チャンドラーに学んだと書いています。チャンドラーのルールは次のようなものでした。一日決まった時間だけデスクのタイプライターの前に座る。そこで物語を書く。それ以外のことはしてはいけない。手紙を書いたり、本を読んだりしてはいけない。ただ、書く。書くことが思いつかなくても、そのままじっとタイプライターの前に座っている。一定時間が経ったら、切り上げる。続きはまた明日。
同じことを作曲家の久石譲さんからも聴いたことがあります。作曲家の場合は毎日まずピアノの前に座る。そして決まった練習曲を何度か弾いて、指の訓練をする。それが終わったら「曲想が降りてくる」のを待つ。降りてきたらそれを記譜する。降りてこない日はそのままじっと待っていて、決められた時間が来たら、ピアノの蓋をして立ち去る。そういうもののようです。

私がまだ、自分の作品ができないのは、まだ掘り起こし方が足らないからかもしれない。やり方の方向性は間違っていないかもしれない、とちょっと元気になりました。


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