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「音大生らしさ」とは #夕陽海彩の挑戦

前回までのお話

「作家でピアニスト」を目指すという無謀な夢の宣言に始まった#夕陽海彩の挑戦

前回は、夕陽がコロナになって気づいたお話まででした

今回はその後のお話です

過去回はコチラです⬇️
良ければ見てください

「音大生」に憧れて

私の今までの音楽を巡る迷走歴(作家を目指すという決意までにも、これまたかなりの迷走を経てるのですが、それはまた別の機会に)は、上の記事に書いているので今回は省きます

今回のテーマは、「音大生」とは何たるか  です

イメージはのだめちゃん

高校時代、私にとっての「音大生」のイメージは、『のだめカンタービレ』の主人公、のだめちゃんそのものでした

上手いけどちょっと変人、みたいな

もちろん、音大生イコールのだめちゃん、と思っていた訳ではありません

でも、ひとつの憧れではありました
迷走・暴走しながらも、仲間と共に音楽で心を通わせながら前に進んでいく姿が

憧れて、囚われて

その後、様々な人との出会いがあり、作中ののだめちゃんだけでなく、音大生、元音大生のすてきな方々を、私は知りました

私も皆のようになりたい
胸を張って音大生だと言えるようになりたい

皆に憧れて、そう思って、頑張ってきました

でも、気づけば私は、自分が作り出した「音大生」のイメージに、そのものへの憧れに、囚われていて

ピアノを弾くこと
作家を目指す者として、夕陽海彩としての作品を書くこと

そのバランスが、いつの間にか崩れてきて、自分の軸がよく分からなくなってきて

そもそも「音大生らしさ」とはなんだろう

そう思った時に、囚われていた自分に気づきました

一旦、リセット

「音大生らしく」じゃなくて、「夕陽海彩らしく」

自分で作り上げた「あるべき姿」であろうもののイメージに囚われて、その結果、私の軸はブレブレになりました

そして、色々な人とお話する中で、私なりに考えがまとまってきたところもあって

「音大生らしさ」を求めて、そこに自分を合わせようとするんじゃなくて、「私らしさ」を考える

それが大事なんじゃないかなって

変則でも、迷走しても

もちろん、先人たちを尊敬することや、学ぶことは大切で、慢心はいけないこと

でも、夢にたどり着くための道は、多分、一本道ひとつきりじゃないと思うんです

だから、私は私なりにこの先の道を歩いていけばいいのかなって

傍目には正道じゃない、変則甚だしいように見えても
迷走しまくってる人間に見えても

それでも、「音大生らしさ」に囚われて、それを追いかけるより、
「私らしさ」を意識して、ジタバタしながらでも前に進んでいけば、それが「音大生の夕陽海彩」になるんだと、そう思って

そもそもが『ストーリーテラーなピアニスト』自体が、私の造語なわけですから

再三言ってる試験だって、落ちたら人生が終わるわけじゃないんです
どんな結果になろうとも、その先にきっと、道は拓ける
拓いていける

だって、ピアノの演奏や生み出す物語で、何かを伝えたい、誰かの心にささやかにでも残るものを、誰かの思い出になるものをつくりたい
その想いは、消えないし、変わらないから
私が『ストーリーテラーなピアニスト』を目指すことには、何も変わりがないから

決して、落ちていいって思ってるわけじゃありません
ただ、それしか成功する道がないっていうことではないんだなと

「音大生らしさ」という言葉に囚われずに、ありのままの夕陽海彩が突っ走っていくのを、これからも綴っていきます

おまけ:大切なことに気づかせてくれた曲

今回の記事を書くまで、ほんっとうに迷走してて、今も迷走しながら進んでるわけですが

その中で、今回書いた、「私らしさ」という視点に、大切なことに、気づかせてくれた曲が、歌詞が、ありました

記事の最後に、ここに引用して紹介させて頂きます

人はよく例えを探して
「あの人みたい」なんて言うけれど
あなたにはあなただけの輝きがあるって
わたしはずっと愛してる

『アイキャントライ』作詞・作曲・歌:河野万里奈さん

私はこの歌詞を聴いて、
人は自分以外の何者にもなれない、
わたしはわたしを生きるだけなんだ

そういうことを再認識して、今回の記事を書くに至りました

すてきな歌に出会うことができました
この曲との出会いに、感謝です
また、記事中に勝手に歌詞を引用させて頂きましたこと、失礼になっていなければと思います

それではこの辺で

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