同情された

タイトルの通り同情された。どこで、だれに、かというと精神科で担当の精神科医に「可哀想」と同情された。それが、正解なのか間違ってるのかは、わからないし別に嬉しくもなければ、悲しくもない。


ひどい鬱が続き希死念慮しか湧かずガリガリになり、そのひどい姿で診察室に入り一点だけ見つめたまま「希死念慮がひどくて。でも親に早く働けと言われるんです」と少し勇気を振り絞って言ってみた。鬱状態に仕事しろと言われ続けるのは、精神的にほんとに参る。

その事情を聞き担当医は「可哀想に。ひまだな〜と思うまで休めばいいんだよ」と言った。
私もそんな風に思うまで、休みたいと心底思う。
だが、実際そうはいかない。

精神科の帰りの車の中で、「先生となにを話したの?」と聞かれたが「可哀想」と言われたことは言わなかった。「先生は理想論しか言わないんだから」なんていつものように言うだろうと思ったからだ。だから私は「薬が変わったよ〜」と誤魔化した。そうやって自分の気持ちも毎日誤魔化して生きていってる。そうじゃないと、やってられない。

薬が変わったところで調子は、変わらずだ。
今日も生きたくもないし、死にたくもない。

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