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傷つきやすさ、サヨウナラ。

自分らしくない行動をする時は、勇気がいる。 他の人にとっては、全然簡単にできることが、本人にとっては、とてつもなくハードルが高いことだったりする。

わたしは年齢的にいい大人だが、中身は高校生の時と同じで、素直に好きな人に声をかけられない。 20代に片思いのプロになってしまい、恋愛に関しては特に奥手になってしまった。 馴染みの自分は、その安全地帯に慣れきってしまい、作りあげた自意識やプライドで作ったコンクリートの壁は、知らないうちに高く、ぶ厚くなってしまった。

でも、最近「一歩前へ足を踏み出さないと、だめだよ」って、もう一人の自分が何度も言うようになった。 自分の中で、何か変わりたい気持ちが、むくむくと生まれ出している。  そんな気持ちでいる今日このごろ、しいたけさんの本のこの一文が、心に届いた。

ときどき自分のプライドとか「傷つきやすさ」を脇にどけて、「わたしはそんなに傷つきやすくないかもしれない」って、あえて自分に暗示をかけてみる。 そうすると、驚くほど素直な自分が見つかったりもします。 

これを読んで、「傷つきやすくない」と、自己暗示をかけてけば、できるような気がしてきた。 暗示っていうと、言葉が強いけど、思い込む。 心のなかで呟いたり、紙に書いてみたり。 そうやって気持ちが変わってきた瞬間を捉えて、できるだけ早く行動に移す。 

先日、ジャンプ台から飛び込んでみた。 気持ちを奮い立たせて。どうなるかは分からないけど、まずは一歩踏み出せたこと自体が嬉しい。 実際、この嬉しさが「傷つきやすい自分」を忘れさせている。 こうやって、人は自分の殻を脱いで自信をつけていくんだ、と少し冷静な気持ちで実感する。 たとえ思い通りの結果にならなくても、「全部人生のネタにしよう」と考えれば、結構何でも大丈夫、ということにも最近気が付いている。 

少しずつ、自分をバージョンアップしよ。

以上、2020年9月の独白。


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