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私がキャリアを手放した理由

こんにちは、ブランディングプロデューサーMISATOです。

今から12年前、
ハイブランドVMDという
華々しいキャリアを手放す選択をした時のお話。

まず、VMDって何なのかご存知ない方も
いらっしゃると思います。

VMDとはVisual Merchandiser(ビジュアルマーチャンダイザー)の略称

簡単に言うと、
視覚的な効果によって販売を促進するマーケティングを用いて
戦略的にショーウィンドウや店内ディスプレイをする専門職です。

特にハイブランドの世界では
VMDの専門部署があり、
ブランドのコンセプトや世界観を伝える
非常に重要な役割を担っています。

ハイブランドのショーウィンドウを見るだけで
ワクワクして、ついお店の中に入りたくなりますよね!

商品をより美しく魅せるためには
とても繊細な作業が必要になります。

一見、華やかな仕事だと思われがちですが、
狭いショーウィンドウの隙間に入っての作業や、
重たいマネキンや什器を運んだり、
高い脚立に登って照明を調節することもあり
なかなかのハードワーク。。

繊細さと体力を兼ね備えた
ほんの一握りの人しかなることができない。
私にとって、そんな憧れのポジションでもありました。

30歳の時、ついに大好きなMiuMiuのVMDに!

26歳の時からPRADAやMiuMiuでVMDとしての活動をしていましたが、
30歳を前に全く別のブランドのVMDとして働いていた私に
嬉しいニュースが飛び込んできました。

MiuMiuのVMDに欠員が出たから戻ってこないか?

近いうちに結婚が決まっているので、
東京に住む事はできないが
それでもいいですか?

そんな条件を承諾してもらい復帰することにー!

2ヶ月が過ぎた頃、
最近体調が良くないなーと思っていたところ、
妊娠していることが発覚。

相談した会社の方からは
思いもよらない言葉が、、

『もう無理でしょ。』
『大人でしょ?なんでちゃんと考えないの?』と
退職を促す言葉。

そう言われても仕方ないですよね、
今となるとそう、思います。
(言い方はあると思いますが汗)

なんで辞めなきゃいけないの?

当時は初めての妊娠で不安もあり、
情緒不安定。
せっかく手にしたキャリアを前に
子供ができたことを素直に喜べない複雑な気持ちでした。

こうして、突然
自分の意思と関係なく
キャリアを諦めざることになった私。

アパレル業界って子供を育てながら
キャリアを積んでいくって、
難しい業界でもあると思うんです。

きっと私と同じように
諦めざるを得ない人もいるはず

・土日が仕事で休みが不規則
・遅くまで勤務する日がある

もちろん、夫婦やご両親の協力で
子育てしながら復帰して働いている方も
たくさんいると思います。
本当に尊敬します。

私もVMDとして働くことは難しいとしても
アパレル業界でまた働く事はできたはず。
なぜそれを選ばなかったのか?

育休後、アパレルに復帰すると
圧倒的に子供と過ごす時間が少なくなる。

子供が子供である時間って
すっごい短いじゃないですか?
この時間を逃したくなかったんです。

わがままですよね笑

でもね、
アパレルでのキャリアを手放したこと
今は全く後悔してないです。
むしろ、貴重な経験をさせてもらって
感謝しかありません。

おかげで、今は小学生の子供たちの帰宅を
家で迎えてあげることができる生活をしています。

今、何が大切なのか?
後悔しない生き方をしたい。

そうやって今を生きています。

あなたはどうですか?

もしかしたら、
12年前の私と同じように
キャリアと結婚や子育てで悩んでいる人がいるかな?

そんな方は
母として、妻としての人生じゃなく
一人の女性としての人生のスパンで
考えてみてほしい。

もっともっと、
自分の心の声に耳を傾けてみて。

キャリアを手放し、
子育てに専念することを決めた私はまだまだ紆余曲折します。
続きはまた^^


現在は起業家女性の外見力を高めるブランディングプロデューサーとして活動しています。






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