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駆け出しUIデザイナーの、入社半年の振り返り
こんにちは。UIデザイナー1年目のみそすーぷです。
早いもので、転職してから半年が経ちました…!
今後また頑張っていくためにも、ここで一度仕事の振り返りをしていきたいと思います。
⭐️私のプロフィール
事務職→制作会社のWebディレクター→事業会社のWebディレクター→今年2022年〜事業会社のUI/UXデザイナー という経歴で、
今年は未経験分野へチャレンジ中です!
入社したらいきなり新規サービスの立ち上げに携わることになり、嬉しい気持ちはありつつも常にテンパってます。助けて(笑)
⭐️この半年で取り組んだ内容
💪💪実務💪💪
既存サービスの改善(2〜4月)
入社して初めのオンボーディングタスクとして、既存サービスの一部のページを改善しました。
右も左もわからない状態だったので、すごく悩んで時間がかかってしまったことを覚えています…
身についたこと
🙆♀️改善案を作りながら、自社サービスの全てのページの構造を参考として見たので、プロダクト理解が高まった。自社のデザインガイドラインについても把握することができた。
🙆♀️iOSアプリとAndroidアプリ両方のデザインを作ったので、各OS標準のデザインや挙動の違いなども学ぶことができた。
新規サービスのデザイン(5〜7月)
業務委託のつよつよデザイナーさんに方向性の提案をしてもらい、それをもとに詳細な画面設計や仕様を作っていきました。
1週間の間に情報設計〜デザイン〜検証まで取り組む「デザインスプリント」に取り組んで、ゼロイチで8画面(それぞれに10パターンほど)のデザインを作りました💨
事業会社で新規サービスに携われる経験は貴重で、初めは大変でしたが、グッと自分の成長につながった気がしています!
身についたこと
🙆♀️短期間で計画的に、スピード感を持ってアウトプットを出す方法
🙆♀️スクラム開発の進め方を完全理解した
💪💪自主学習💪💪
Daily UI…リードデザイナーにフィードバックを受けながら取り組み、実務で経験しにくいゼロからの制作やグラフィックスキルの訓練を行った。記録は以下のnoteに書いています↓
OSのガイドラインを学んだ…HIG・マテリアルデザインを読み込みました(継続中)
グラフィック・UI関係の講座に参加…特に、以下のデザ研さんの講座はグラフィックの引き出しを増やす上でめちゃくちゃためになりました
⭐️失敗・学んだこと
チームでプロジェクトを進めるにあたって、一人で作っていた時には感じなかった壁に沢山ぶつかりました。
初めから完璧なものを作らなくて良い。雑なアウトプットを「早めに」共有していくのが大事
初めの頃は、ミーティングまでに完璧なものを作ろうとして、その間悩んでも誰にも相談せず→いざミーティングでデザインを見せたら自分の認識違いがあって結局作り直しになる…といったことがありました。
キックオフ時にわかったつもりになっていたが、実際はプロダクトオーナーとの認識がずれてしまっていたのが原因です。
そうなるとお互いに時間を損失してしまうので、今は早めにラフなデザインを作り、ミーティングの時間を待たずに先に共有を行うようにしています。
雑なアウトプットでも、早めに提出してフィードバックをもらうことで最終的には精度が高いものに仕上がるということも実感しました!
制作物と自分を切り離して考える。制作物は自分のデザインではなく、みんなのデザイン
デザインに対してフィードバックを受けた時に、指摘が多いとどうしても落ち込んでしまう自分がいました。フィードバック会も、怖くて会議前に胃が痛くなっていたほどでした。。
しかし、フィードバックはデザインに対しての批評なので、デザイナー自身に対する批判ではありません。
くよくよしていた時にこちらの記事を読んで、「今作っているものは自分一人で作っているものではなく、みんなで作っていると考える。」という言葉に出会って救われました。神記事ありがとうございます!!!
自分と作品を切り分けるメンタルトレーニングをした結果、最近ではデザインを見せることへの恐怖心がなくなりました。
ユーザーの一連の操作の流れを見せないと、画面1枚ではUIの良し悪しの判断ができない
UIのパターン出しを行う時に、理由もなく単純なレイアウト違いの画面を1枚ずつ作って提案したところ「これだとただのビジュアル的な好みをフィードバックするしかなくなるよ」という指摘を受けました。
確かに…。1枚絵だけ見せられても、ユーザーがどのように操作をするのかわからないので、見た目のフィードバックしか出来なくなってしまいます。
その反省をもとに、今では複数画面にわたったデザインを作成して、ユーザーの行動の流れがわかるようにアウトプットするように気をつけています。余裕があったらプロトタイプを作って操作も動画で見せたり。
プロトタイプを作るようにしたら解像度が上がって、自分でも自分のデザインの良し悪しを判断しやすくなりました。
フィードバックをもらうときは、前提の認識を擦り合わせた上で、見てもらいたいポイントを伝える
初めの頃、デザインのレビューの場にいるエンジニアさんから「デザインのレビューが難しい…。良し悪しが自分にはわからない」と言われたことがありました。
それを聞いた時は、「エンジニアさんにデザイン知識がないことが原因なのかな…?知識共有が必要かな?」と思ったのですが
そのことを所属しているデザインのコミュニティで相談した時に、以下のような神アドバイスをいただけました。
そもそも何のフィードバックをお願いしたいのか?
A : 目的に沿ったUIが作れてるか
要件満たせてる?
理想の体験にもっとできそう?
操作性は?
B :単純なビジュアル
色使いとかサイズとか
(これはデザイン職以外が立ち入らない方が良いと思う。知識だけじゃなく理解がないと意味わからなくなりそうな気がする)
→今回の場合、エンジニアさんにみてもらいたいのはA。
なので、ビジュアルに落とし込む前の「目的」「要件」をしっかりと伝えれば「その目的を達成できているUIなのかどうか」はデザイン知識がなくてもフィードバックしてもらえるはずだということがわかりました!
考えてみると、当時の自分はデザインに至るまでの前提課題をわかりやすく伝えられていなかったですし、
「何をフィードバックして欲しいのか」も伝えずに、ただ「どうでしょうか?」と丸投げしてしまっていたことに気づきました。。(反省)
まず前提の「課題やユーザーストーリー」を説明した上で、「この課題を解決できているかどうかみてください」と伝えたところ、
デザインの表層以外の部分も見てもらえるようになりいつもより沢山フィードバックをもらうことが出来ました◎
⭐️これからできるようになりたいこと
まだまだ出来ていないところは沢山ですが、特にできるようになりたいのは以下になります。
あらゆる状態変化を想定し、深く考えられたデザインを作る
デザインのレビュー中や実装段階などで、エンジニアさんに「こういうときはどうなる想定ですか?」とUIの状態変化についての質問をされたときに、パッと答えられないことがまだあります。
本来はデザイナーがあらゆるパターンを想定しておかないといけないと思うので、先回りして細かい部分までデザインを考えられるようにしていきたいです。
依頼する側が気づかないような細かい点にも「気が付く」デザイナーになりたいですね!
ドメイン理解を深める
UIを作る際は、デザインの知識だけあっても「ユーザー理解」「ドメイン理解」がなければユーザーにとって最適なデザインは作れないのだと実感しました。普段から、デザインだけではなく事業領域に関する知識獲得も行っていきたいと思います。
⭐️まとめ
振り返ってみると、この半年で思ったよりもたくさんのことが出来ました。
ハードの面では沢山のアウトプットが出せたし、ソフトの面でもうまくチームメンバーと連携ができるようになってきたと感じます!
デザイナー未経験からのスタートでも、信頼してくれさまざまなチャンスを与えて下さった会社のメンバーに感謝です。
初めは本当にデザイナーとしてやっていけるかとても不安でしたが、沢山のアドバイスを下さった会社の先輩・相談に乗って下さった優しい方々のおかげで何とかやってこれました。
今後ももっと成長し、恩返しができるように頑張っていきたいです!
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