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10連休を満喫する旅の記録 3日目

気づけば2日目の記録から1か月以上間が空いてしまった。もはや今年中に書き終わるのだろうかと不安になる。
でも旅の出来事を思い出して、楽しく幸せな気持ち。

9:00 トマム出発

3日目の予定はとてもアバウト。
レンタカーを返却するため、18時までに小樽に到着することだけが決まっている。

位置関係として、トマムから2時間弱北上すると富良野、さらに北へ1時間ほど進むと美瑛。そのまま北上を続ければ旭川。
10連休ながらこのエリアまで足を伸ばす人は少ないのか、道はガラガラで快適なドライブ。
窓の外から見える風景も雄大。まだ雪が残る大雪山脈(たぶん)が見える。

富良野と言えば『北の国から』。
とはいえきちんと見た記憶は薄く、とりあえず駅まで来たもののスルーして早めに昼食へ向かうことに。

11:00 ひつじの丘

数年前に聞いた「北海道で羊を見ながら美味しいジンギスカンが食べられる店がある」という漠然とした情報を元に検索をした結果、人気店らしい『ひつじの丘』に決定。
行ったら羊はくたびれた一頭しかいなくて、なぜかうさぎがたくさんいたので、たぶん噂の店はここではないと思う。

しかしながら、ここも地域の人気店。
広大な景色を見ながらジンギスカンが食べられる。
オープン15分前に着いたので余裕で席は取れたが、直後からどんどん車がやって来る。

安い。安すぎる。
でも味はしっかり美味しい。
牛豚鳥に比べて獣感というかクセはあるものの、野趣ある味でむしろ大自然の中で食べるならちょうどいいくらい。

車の旅の致命的なネガティブポイントは酒が飲めないこと。
人生で初めてアルコールフリービールを飲んだが、あれを飲むくらいならジュースでよかった。

夕食を食べそこねたので、満足感もひとしお。
北海道の食を満喫である。

お腹いっぱいになったところで、行列ものびてきたため次の目的地へ。

13:00 青い池

最近話題の美瑛の青い池。
2011年にも訪れた場所。山の中を進んだ記憶があったけれど、すっかり周辺が整備され、広い駐車場もできていた。
観光バスで乗り付けるインバウンド客も多数。

緑青い。美しい。
立ち枯れているカラマツや白樺の侘しさもとてもいい。
充分きれいなのだが、昨今の絶景ブーム、インスタ映えの影響から実際よりも青く”美しく”加工された写真が出回り、がっかりしたという感想も聞かれるそう。

私も気をつけなくてはいけないと思うが、眼の前のものより誰かからの情報に価値を置き、「自分が求める理想のもの」と比べて落ち込むようでは本末転倒。

そして写真に残すのと同時に、目に映る風景や音や空気感をしっかり感じないといけないなと思う。記憶を呼び起こすために、写真や動画は役に立つのだ。

美瑛の市街地に向かう前に、少し登ったところにある滝を見に行くことに。

流れる水が青い!
美しいし、なんだかファンタジックな風景。
北海道はあらゆるものが雄大すぎてサイズ感がわからなくなるけど、40〜50メートルぐらいの高さに架かる橋から見下ろす。

橋の向こうには何やら意味ありげな階段が。

地味にきつい階段だけど、登り始めてしまうと引き返せない。
何があるのかな?
その期待だけで登ったけれど、、、
がっかりしすぎて写真も撮っていなかったが、出たら駐車場で、車でもアクセス可能な場所であった。
そのまま下るのも悲しい。すぐそばにあった十勝岳火山砂防情報センターで火山の成り立ちや避難について情報を得たのだった。

とぼとぼ来た階段を下りているときに、登り始めた若者たちから
「何かありましたか?」
と聞かれたので、
「登らなくていいと思いますよ」
とアドバイスをしたら、彼らも笑って引き返していった。

14:00 美瑛

美瑛は最近移住が盛んで、可愛らしいカフェが豊富という情報。
とはいえ有名な建物や絶景があるわけではないので、車でドライブ、気候が良ければサイクリングで気ままに散策が向いていそう。
富良野〜美瑛のベストシーズンは6月の模様。休みのない時期だけどいつか行ってみたいものだ。

今年のGWも農作物の緑にもラベンダーにも早かったのだが、本州ではなかなか見られない景色。

今や見ることもないだろう、煙草のCMの撮影場所が複数あるとのこと。
昭和末期生まれだけどあまり記憶にはない。

とりあえず広大。
本当はぐるっとドライブしたいところだが、時間が押し気味。
でも食い意地は張っているのでカフェは外せない。

下調べが甘かったものの、素敵なカフェを発見。
ウッディな雰囲気でお客さんはほぼ女性グループかカップル。

ベリーのクラフティとベイクドチーズケーキ。
すみれの花の砂糖漬けに江國香織を思い出す。

オリジナルのコーヒーとチーズケーキ合います。

18:00 小樽

美瑛から小樽までは3時間ほど。
高速を使うともう少し早いものの、けっこうお金がかかるなあと思って下道を選択。
脇に雪の残る山道、吊橋、急カーブなどペーパードライバーには緊張の重なる道だったけれど、なんとか無事小樽へ到着。

小樽は店じまいが早い。
ひとまず今日は夕食メインで小樽を楽しむことに。

北海道といえば寿司。小樽といえばやはり寿司。
どうやら北海道は廻る寿司の方が美味しい(お手頃だけど鮮度が高い)そう。

とはいえ東京都比べるまでもなく。
地元有名店らしき魚真、観光客は多いものの決して観光客価格でもなく、非常に美味。

調査が甘く、「魚真焼き」というじゃがいもと海鮮を焼いたものが一番人気のようだけど他のテーブルに出てきたものを見た限りかなりの量。

最後は土瓶蒸しも出てきました。

満腹ながら、店じまいが早いのでまだ9時ぐらい。
2軒目は小樽運河沿いの倉庫にあるビアレストラン。

小樽であえて来る意味は薄いものの、他に営業しているお店も少ないようだった。小樽に繁華街はあるのだろうか。

ビールとドイツ、オーストリア料理で〆て3日目はお腹いっぱいで終了。

4日目は小樽を散策します。

4日目に続く……。

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