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夢を売る男

夢を売る男 

ちょっと順番は逆ですがこちらのレビューも

百田尚樹さんの本は永遠の0とかフォルタナの瞳とかモンスターとか読んだけど、一番軽くて、読みやすくて、あっという間に読めました。

◆あらすじ◆ 敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦……。牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは――。現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。
   「知っているか? 現代では、夢を見るには金がいるんだ」

自費出版商法で、自己顕示欲の高い人にまさに夢を売って儲けている、鼻くそ飛ばしまくりの牛河原編集長。

タイプ別にどうやったら騙せるかとか、出版界への痛快な?毒とか、歯に衣着せずに撒き散らしながら進みます。カモから儲けてるだけの詐欺師かと思いきや…最後の一行でやられました。

これってつまり、持ち込まれた原稿は自分の眼で読んで吟味して、価値を判断してるってこと?

かっこええー

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