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「カメラを止めるな」監督の小説出版迄のエピソードとある本に類似点?

【ドーナッツの間の向こう側】という作品が来月10年の時を経て再販
 https://twitter.com/shin0407/status/1049954988120670209

最近読んだ小説に出てくる主人公と「カメラを止めるな!」の上田監督のブログログの類似?点があったのでメモです。

百田尚樹の「夢を売る男」

あらすじ:敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦……。
牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは――。
現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。

「知っているか? 現代では、夢を見るには金がいるんだ」

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・上田監督は10年前の出版の経緯などは本人ブログですべて記録しています(いつ消されるかわからないけど ^^;)。

出版までの経緯
・ポスターカードの投稿?経由で文芸社から勧誘の電話:
 https://ameblo.jp/beblue0407/entry-10054233499.html

・共同出版で文芸社(大手の文藝春秋ではない)から、自費で165万出すことで出版出来ると提案あり

→考えあぐねて決断

→出版
 https://ameblo.jp/beblue0407/entry-10085719649.html

似ているなーと思った点
・厳しい女性の担当がつく
・校閲に女の人がついてめちゃくちゃ赤で手直しされる。
 用語を書き直される
 https://goo.gl/TiyE2F
・契約時のページ数の倍書いてしまい、慌てて削る
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 夢を売る男の温田雄一郎、上田監督がモデルなんじゃない?(もしくは夢を売る男の作者の百田さんが上田監督のブログをみてモデルにしたんじゃない?)っていうくらいの驚きでした。

もしくは自費出版ってこんな話ばっかりなのかなぁ?

(自分の本出版に170万は)確かに高い買い物だとは思うんですが、当時の記載を見る限り、本人全く後悔していないし、出版に至った時は達成感を得たようだし…

それで、本と映画で直接的ではないけど、10年後の現在、世界的に注目される人になっていて、そう考えると、その後の活動のルーツというか、自分で出版に持ち込めた経験は、後からジワジワ効いている本当に大きいものだったんじゃないかなぁと勝手に思うのでした。

 

「夢を売る男」に登場する詐欺出版社のモデル(新○社)は告発されて倒産していますが、上田監督の本を共同出版した文芸社は現在も存続しています(トラブルはあるみたいですが)。

おそらく犯罪としての一線は超えず、少なくとも本の出版、という点できっちりと対応してきたからではないでしょうか。

* 新風舎あれこれ https://goo.gl/TccXoS

 




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