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お金を掛けたものはなぜ都合よくいい物に見えてしまうのか?

あい、ミルおじです。今日はまたもエグイ話です。

お金を掛けたものって無条件でいいものに見えたりしませんか?
はい。実はそうなんです。良い物なんです。

お金を掛けると無条件でいいものになることがあります。まあ、少し濁したのはそうじゃないこともあるということです。

いやどっちやねん!と思った方は見て行ってね。ちゃんと書くから!

お金を掛けたものは無条件でいいものになる…こともある!

さて、お金を掛けたもの。昨今経費削減と安い材料を使って高く売るということが普通になってしまった時代ですが、皆様の身の回りはどうでしょうか。パッケージの紙の素材をワンランク落としてもばれへんやろとか。そういうセコイ話題ばかりだと思います。さて、話を戻して。こと素材にお金を掛ければほとんどの場合いいものが出来上がるというのは周知の事実だったのですが。なぜか最近安い物を使っていいものを作ろうという動きが加速しています。まあ、単純にみんな貧乏なんですね。ということでちょっとだけ昔の話をしましょう。昔の商品は良かったという懐古厨に成り下がるという意味ではございませんが。

素材に力を入れるといい物ができやすい!

まあ、こういうのは食べ物で例えるとわかりやすい。例えば生卵。安い卵というのは箸でつまめませんよね。でも卵かけご飯にしてしまえば同じですよね。でもでも、栄養価という面で見れば柔らかさとかどうでもよくても高い卵の方がいいに決まってますよね?そういうことです。

あとはネジとか。やっすいネジを使うと途中で折れたりとか。ありますよね。さらに言うと安いコップ。使う分には申し分ないがどこかに当てたら割れやすいとかね。

そんなん関係ないわい!という人がほとんどだと思いますが。これが世の中で軽視されている”品質の保証”という部分です。安い物を使って作ったもんはいくらいい物でも安い素材の価値以上は出せないので、サービスや機能で補っているのですね。

逆を言うと。いい物さえ使えばある程度は品質は保証されるということであります。お金を掛けるという部分がどれほど大事かわかってきましたでしょうか。

サービスも同じ

まあ、そうすぐにわかるわけないと思います。でなければ安い!がここまで日本を包まなかったはずです。さて、ことお金を掛けるというのはサービスにも同じことが言えます。例えば一人のプロフェッショナルに3つのお仕事をお願いする。という場合と3人のプロフェッショナルにお仕事をお願いするという場合。これが両方同じ結果を生むと考えてる人も多いでしょう。

実は3人の方に頼んだ方が圧倒的に高クオリティです。なぜかというとプロも人だからというのが答えです。まず3つの仕事をすべて一人が片付けるというのは大変だということ。後半だれてクオリティ下がるか期間が間延びするだけです。

では、3人の場合は?

一人ひとりが一つの仕事に注力すればいいだけなので早い。そして専門に特化している技能で作られるのですべてが高クオリティ。ゲームで例えると攻撃特化型ロボ・防御特化型ロボ・素早さ特化型ロボが三機合体して神になるというパターンです。全部ステータスMAX。

もちろん3人分のお金がかかりますがクオリティの保証が期待できます。このようにお金を掛けるとどういうことが起きるかというと。品質の保証が発生するのです。それとお金を3人にかけてあげると3人と知り合いになれます。要は人の縁も+αでついてくるのですね。

では、ここからが本題。
お金を掛けたがうちのサービスや商品はいいものにならんかったが!?という疑問にお答えします。

金を掛けてもダメなもんはダメ

お金を掛けてでもダメなもんはダメなんです。ここが怖くて社会全体の消費が落ち込んだとしか思えません。ここの部分は正直誰でもできる範囲なんです。基本頭を使わない部分です。どちらかというと鉄の意志が大事。

どういうことかというと、失敗したからやめる!次に再挑戦しよう!と考えてやり直すということが圧倒的に苦手ということです。

これは投資の基本でダメならそれ以上投資しない!と撤退することを意味します。でも実際は、ここまでお金払ったんだから!お金もっとつぎ込んで絶対に成功に持って行ってやる!!!と躍起になるという訳です。

これを一般的にコンコルド効果といいます。
・100万掛けたから……失敗は許されない。
・でも正直100万以上稼げるのか?売れる気がしない(心中の冷静な部分)
・でもここで引いたら100万丸損!(心の焦ってる部分)
・追加投資や!(とんちんかんな答え)
・結局500万損しちゃった…トホホ

という感じですね。
実際は100万はコラテラルダメージとして切り捨てという考えの方が、
100*4回で商品を生み出す機会が生まれました。このように機会損失も出てくるのでマジで個々の引き際を大事にするだけで失敗しなくなってくると思います。

で、ここでタイトルの回収なんですけども。
実はこのコンコルド効果によってお金を掛ければかけるほどいい物と錯覚している可能性があるということが今回のお話。

実は心のどこかの無意識ではこれ以上金を掛けてもなと思っているがここで辞めたらもったいない!ということでこの商品はいいものだと自分に言い聞かせている場合です。

怖いですね。ということでなんか気持ちがもやっとしたら一歩下がって考えてみることをお勧めします。最近の例だとソシャゲらしいですね。お金かけて一位になりたい。でも実力が伴ってないから負け続ける。でもお金かけたからやめたくない!とかも同じ効果だそうです。

まとめ

・基本的にお金を掛けるということは品質の保証になる。
・それはサービスを利用するときもそうである。
・安い素材で作ったもんは所詮安い物になる。我々はそこにサービスや付随価値を付けてごまかし続けてきた。
・コンコルド効果怖いね。気を付けようね。

ということで今日の話はおしまい。

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