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HSPエッセイストの徒然帳

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HSP気質を持つ私が、普段生きていて感じたこと、思ったことなどをエッセイにして綴っています。
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命の誕生を目前にして

このたび、第1子を授かった。 ここ数ヶ月、気持ちの変化が大きくて、生きていくのに必死だった。 嬉しいと不安と焦りが混ざって、漠然とストレスが溜まっていく。 続けようと思っていたnoteも、なかなか書けない日々が続いた。 元々、早く子育てしたいな〜と思っていた。 それは単に子供が好きだからというわけではなく、とにかく家庭に入って仕事のもやもやから逃れたいという思いだった。 他人には決して言えない理由だけど、それぐらい私は仕事の環境から追い詰められていた。 子供を授かったら、産

80%の力で充分だよ

私のステータスは「頑張ること」だった。 手を抜きたくない、頑張っていたら認められる、それが私の取り柄だから。 ほぼ強迫観念に近いぐらい、いつも追い詰めていた。 なんの仕事をしていても、初めからトップスピードで進んでしまう。 それはみんなに早く追いつきたいから。置いていかれる気がするから。 同じレベルになれば、仲間になれると思ったから。 そうして突き進んでいくと、確かに認められるし仲間になれる。 「ほんと物覚えがいいね〜」と褒められるし、「早くて助かるよ」と声をかけられる。

悪い知らせは見なくなった

嫌なものは嫌と言える気持ち。 見たくないものは見たくないと思える精神。 否定の言葉だけど強い意志を感じる。 どんなにわがままでも芯のある人間になりたい。 自分がネガティブに強く反応するのは、最近気づいてきた。 それまでは、自分の心に見てみぬふりして、 ずっと頭から離れなくても気にしてこなかった。 全く違う話題をしていても、常にネガティブな情報が頭の片隅にいた。 それがとんでもなく自分の負担になっていたことに、気づいた。 ニュースは朝だけ見るようにした。 ちゃんと事実をあり

目指さなくていい理由

私は自己肯定感が低い。 人の目は気にするし、他人軸で生きてしまう節がある。 自分のやったことに考え込んでしまって、 自信がだんだんなくなっていくと感じる時もある。 最近は「自己肯定感を高めましょう〜」といった自己啓発本や発信が多い。 それだけ、日本人は周りを気にして生きている。 周りと違う存在になりたい。 それを実現している人に憧れを抱き、 「私のロールモデルはこの人です」とみんなが当たり前のように宣言し、 そして日々憧れの人になれるよう目指している。 でも、憧れて努力した

連日の外出は、心を削る行為。

予定があると、次の日はぐったりしてしまう。 これはHSP気質の方にはよく当てはまる内容だと思う。 楽しい予定でも、そうでなくても、 外はなにかと刺激が多くて、全て吸収しようとするから、 全部処理しきれずに疲れきってしまう。 月曜から金曜まで働き、土曜は買い出しか時々友達と会う。 そうしたら日曜はもうぐったり。 正直なところ、1日おきに休む日があればこんなにならないのにな。 理想の働き方は、月・水・金は外で働き、火・木は家で休みつつ働く。 今の会社ではなかなか難しいのが悩みど

ハレの日とアメの日

人間は常に自然に支配されている。 天気、気温、湿度、風、そして自然災害。 暑くても寒くても、風があってもなくても文句を言う人間。 それはきっと、身の危険や生命の危機を本能で感じ取っているからだと思う。 かくいう私も、晴れていてお天気の良い日は行動的になるが、 曇っていて暗い日や雨の日は、何事にも消極的で動けない。 その日の天気によって、仕事への気持ちや外に出ること、何かに取り組むことのやる気が左右される。 晴れている日、太陽から降り注ぐ眩い光が、私の体にエネルギーとなって

頑張った日の翌日は起き上がれない

勇気を振り絞って、気力を全て使って、全神経を注いで、 いつも通りな仕事ぶりを発揮した次の日は、 たいてい沈んで起き上がることができない。 周りからよく「そんな頑張りすぎなくていいよ」と声をかけられる。 自分にとっては頑張りすぎているという認識はない。 それどころか「もっと頑張らないと他の人に追いつけない、まだまだだ。」とまで思っている。周りには言ったことはないけど。 力の抜きどころが分からない。 もっと気楽にね、と言われても難しい。 常に全力で生きている、というつもりはな

出勤できない病とHSP

今日もまた、会社に行けなかった。 これで何回目だろう、気づけば常習犯になっていた。 別に仕事自体は嫌いじゃない。 むしろ自分の得意なことを尊重してくれる、素敵な職場なので満足しているし感謝している。やりがいもとても感じる。 でも、気づいたら限界がきてしまう。 小さい頃は何事も長く続けていた。 ピアノに英語教室にバレエ…習い事や部活は最低5年以上続けていた。 世間も親も、「すぐ諦めるんじゃなくてせめて3年、いや長い方が絶対良い」 そう私に言い聞かせていた。 いつしか自分の