浮気
私は、真琴との「遊び」に嵌ってしまった。
ナンパされる自分も「悪くないジャン」と思っていた。
結婚式まで3ヶ月ほどの、ある日、亮司が「大阪に行く。」と言った。
「前の彼女に会って、結婚することを報告する。キチンと別れて来る。」と言うのだ。
引きずっていたのか?と思ったが、私はそれを許した。
翌日、戻って来た彼は、
「彼女と寝た。」と言って、内股に付いているキスマークを見せた。
申し訳なさそうに、ではなく、まるで自慢しているようだった。
なんて、馬鹿な男。正直に言えばいいと思っていたのか?
私の気持ちが一気に冷え切っていくのを感じていた。
花びらがハラハラと散っていくのを感じていた。
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