頭のてっぺんから足の先まで女の子だった。(ナオミ・ウルフ)
久しぶりに、20代の学生時代の古いノートを引っ張り出してみたら、こんな文章を手書きで書き写していた。今でも、古びていない言葉。いまでも、同じ事を感じている自分がいて、驚く。
「ときどき自分が三十女みたいな気がするの。私のセクシュアリティって男みたいなの。仕事中にときおり男を値踏みしている自分がいて、まわりに気づかれやしないかと不安になる。あたりを見回して思うの。わお、男がいっぱいいる。独身だったら、この男たちをみんなつまみぐいしちゃうのにって。そしたらすごく楽しいだろうなと