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『ワーク・シフト  孤独と貧困から自由になる働き方の未来図 2 0 2 5』リンダ・グラットン 著

今回紹介する本は、未来の働き方について考え直すきっかけになる一冊です。本書では、いますぐ「 3つのシフト」を成し遂げることを奨めています。この「3つのシフト」を成し遂げないと、満足できない人生を今後過ごすことになるとまで言っています。

私たちは時間に追われる毎日を送っています。 今後も今以上に通信機器の発達と情報伝達のスピード化によって、公私問わず1日 24時間、週 7日休みなしで仕事や私事に追われるようになるえしょう。昔の時代は良かったと懐かしんでも時間と自由は戻ってきません。

これからの時代は、「 3つのシフトを実現しなければならない」なりません。3つのシフトとは、「ゼネラリストからスペシャリストへのシフト」「人的ネットワークへのシフト」「ワークライフバランスへのシフト」の三つです。

シフト1:ゼネラリストからスペシャリストへ
これからの労働資本はJOB型、つまり専門技能化していきます。好きな分野もいいのですが、将来ニーズが高まるジャンルと職種の高い専門知識を身に着けることが大切です。他者との差別化、自分にしかできない仕事をすることで労働価値は高まります。高い専門知識を修得した後は、セルフマーケティングを使って自分の優位性と労働価値を売り込む能力も養いましょう。一つの会社でしか通用しない仕事のやり方では、終身雇用が崩壊しつつある今の社会では通用しません。

シフト2:人的ネツトワークで繋がる 
専門知識とセルフマーケティングができるようになっても、大勢の優秀な人材に埋もれないように人的ネットワークでつながっておくことも大切なことです。専門性が高くなればなるほど、自分の専門性以外は無知になります。自分の専門外について知りたいときは、声を掛ければすぐに助けてくれる人たちと繋がっていればすぐに力を貸してくれます。特に難題に直面した時は自分だけで解決しようとはせずに人的ネットワークでつながっている仲間を頼れば、長時間労働しなくて済みますし、視野の広い解決策やアイディアも得ることができます。自分の負担を減らしながら、質の高いアウトプットを出すことができるのが人的ネットワークと繋がる利点です。

シフト 3:ワークライフバランス 
給料をもらうために働く、そしてその給料をもらうことで幸せに暮らせる、そんな考えはもはや時代遅れです。仮にたくさん給料がもらえても金額に比例して幸せも大きくなるとは限りません。人によっては、働くのは経験を積むためだったり、家族とたくさんの時間を過ごすためにあえて正社員を鵜選ばない人もいます。暮らしていけるだけの最低限のお金があれば、あとは自由と時間の方が大切と思う人もいます。お金=幸せとは限らない、むしろワークライフバランスの質を高めれば、稼ぐ以上に幸せを感じることもできます。

このように3つのシフトを達成できれば幸せになれると説く本がコチラ👇

今の職場に疑問を感じている方に是非おススメの本です。

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