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ビジネス拡大、急成長の会社は要注意!

順風満帆に売上が右肩上がりで業績が良かったのに、その後、経営破綻してしまう会社は少なくありません。このような会社は、売上を上げようとして次々と新店舗をオープンしたものの、段々と収益が下がっていき、ついに自転車操業になってしまうという傾向にあります。

銀行から借りた運転資金は経営状態が悪くなると自転車操業のように悪いスパイラルに陥ります。資金繰りは苦しくなり、取引先への支払いが滞ることが増えます。そして、従業員への給与も支払えなくなります。これが会社が破産するパターンです。

商品が売れ始め、需要が増えていくと、会社は成長していきます。会社が急成長すると、事業の成長を見込み新規採用を増やします。商品の売り上げを更に増やすために、採算の合わない注文も受けるようになります。需要が増えていくと人材不足となり、段々と商品の出荷が遅れ、顧客サービスが低下し、売り上げが落ち始めます。

次に、コストを回収しようと値下げします。そうすると自社商品の価値が下がります。管理費、人件費等は増えても、売り上げは低下します。そうなると与信枠いっぱいまで借金し、事業費に回します。こうなったらあとは倒産するまで時間の問題です。

ビジネスが小規模ならいいのですが、一旦、ビジネスが拡大し始めると商品を売るだけではビジネスは持続しません。運営体制と経営プロセスをしっかりと整備しないと、経営は破綻します。

急成長している会社は要注意です!


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