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CGM (消費者発信型メディア)を作るために、既存のCGMサービスを調査してみた

早速ですが、マーケティング用語である「CGM」をご存知ない方も多いと思うので、説明を記載します。

CGMとは、Consumer Generated Media(コンシューマー ジェネレイテッド メディア)の略で、掲示板やクチコミサイトなど、一般ユーザーが参加してコンテンツができていくメディアのこと。

CGMを大きく分類すると、クチコミサイト(価格コム、食べログなど)、ナレッジコミュニティ(OKWave、Yahoo!知恵袋など)、ソーシャルネットワーキングサービス(Facebook、X(旧Twitter)など)、動画共有サービス(Youtube、ニコニコ動画など)、キュレーションサービス(NAVERまとめ、Togetterなど)、イラストコミュニティー(Pixiv)、ブログポータル(アメーバブログなど)、BBSポータル(2ちゃんねるなど)など。

https://www.synergy-marketing.co.jp/glossary/cgm/

まとめると、CGMは、ユーザーの投稿によりコンテンツが作成されているメディアのことです。
いま使っておられるnoteも、ユーザーの投稿したコンテンツで成り立つサービスなので、CGMと言えるでしょう。

似た言葉に「UGC(User Generated Content)」があります。CGMとUGCの違いについても記載してきます。

UGC(User Generated Content)とは

UGCとはUser Generated Contentの略で、一般のユーザーによって生み出されたコンテンツを表す言葉です。UGCの例としては、ブログ・SNSや動画サイトへの投稿、また口コミサイトやECサイトのレビュー投稿などが挙げられます。

(中略)

UGCとCGMの違い

しばしばUGCと混同されるのがCGM(Consumer Generated Media)という用語です。CGMは、一般ユーザーの投稿で成り立つメディア(媒体)を指します。具体的には、「Yahoo!知恵袋」や「食べログ」といった投稿サイトのほか、TwitterやInstagramなどのSNSもCGMに含まれます。

UGCはユーザーが生成した情報そのものであるのに対し、CGMはUGCが生成・投稿される場所と捉えるとよいでしょう。

https://www.sprocket.bz/blog/20230118-ugc.html


さて、私はITエンジニアとして個人でサービス開発(以降、個人開発と呼びます)をしており、なんとか自分のサービスを軌道に乗せて、その収益で食べていきたいと考えている人間です。

私自身、サービスのアイデアはいくつか持っていますが、その多くがCGMです。
自分でもはっきりとは理由が分かりません。
おそらく実装がある程度ラクであることや、斬新な真新しいアイデアよりもパッと思いつきやすいことが理由かと思います。

一方、すでに個人開発で成功を収めた偉大な先輩方は
「CGMでの成功は難しい。開発者個人の力で0から集客するのは困難だ。ユーザーが投稿するモチベーションを作るのも難しい。とにかくCGMには手を出すな」
としばしばおっしゃります。

私が個人開発をしたいと思うアイデアの多くがCGMであり、私自身は割といけそうだと確信めいたものがあるのですが、先輩方は否定しているわけです。
CGMを諦めたくても、諦められない、もやもやした状態です。

そういう背景があって、本日1時間ほどかけてざっくりと世の中(主に国内)にあるCGMのサービスを調べておりました。

せっかくなのでこちらの記事に記載しようと思います。

本当は「ユーザーが投稿するモチベーション」「キャッシュポイント(=どこでお金を得ているか)」「規模(=推定ユーザー数)」「開発工数」などもまとめたかったのですがそこまで力及ばずでして、ざっと列挙するに留めます。

また以下に挙げるもの以外にも多くのCGMサービスがありますので、随時この記事をアップデートしていきます。
もしご存知のCGMサービスがあればコメント等で教えていただきたいです。

さらに、Twitterなどの大半の人が知っていると思われるサービスは自己判断で除外しております。

読んでくれた方にとって「あれ、こんなCGMサービスがあったんだ」の連発となることを祈って、五月雨式に挙げていきます。


旦那デスノート

旦那のグチを書くサービス。
投稿文面から怒りと憎しみが滲み出るような、強烈なグチが多い。

ユーザーが投稿するモチベーションは、不満を持つもの同士でグチりたいという強い感情だろう。

キャッシュポイントは広告収益のみっぽい。

みんなのウェディング

結婚式にかかったお金や挙式の感想など、リアルな体験談が集まるサイトだ。
誰しも、絶対に失敗したくない結婚式だが、お金も抑えたい。
挙式の感想や反省点、他人の具体的な挙式費用を知る機会はあまりない中で、実際に挙式した人の口コミや挙式費用の明細書が見られるサービス。
挙式を考える人にとっては非常に有益なことだろう。

ユーザーが口コミや挙式費用を投稿するモチベーションは、投稿することにより謝礼金がもらえるからだと思われる。

キャッシュポイントは、バックエンド商品(式場探しの無料相談→式場紹介→式場からの紹介フィー)っぽい。式場からの広告費及び掲載費などもあるかも。

つなげーとサークル

趣味友が作れるアプリ。
マッチングアプリではあるが、一応ユーザー投稿により成り立っているサービス。
サークル登録数No.1ということで規模が大きそう。(サークルが何を意味するかあまりわかってないが)

ユーザーが投稿するモチベーションは、もちろん友達(もしくは恋人)を見つけたいからだろう。

キャッシュポイントは広告のみか?もしかしたら課金システムがあるかも(未調査)。


非モテ+

サイトの趣旨は以下の通り。

『非モテ+』(ひもぷら・ヒモテプラス・himote+)は、匿名が基本のモテない人限定のコミュニティサイトです。

(中略)

「自分はモテない」と言う自覚がある人であれば誰でも気軽に参加お待ちしております。

https://himote.plus/guide/%E9%9D%9E%E3%83%A2%E3%83%86%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%EF%BC%9F

数十分に一回程度の投稿があるくらいの規模感。
コアなファンがついているのかもしれない。

個人開発であれば、この頻度で投稿してもらえるサービスが作れたら成功の部類に入ると思う。

課金の仕組みが見当たらないので、キャッシュポイントは広告のみと思われる。

収益がどのくらいか、全く読めない。



まとめ

結局、少ししか挙げられず申し訳ないです。
ここにあげた以外にもまだまだ他にもたくさんのCGMサイトがありそうです。
気になるサイトがあれば、随時updateしていきます。

挙げたサイトを見たところ、広告収益で成り立っているサイトが多そうなのが気になりました。
それだと相当なユーザーを集めないとあまり収益が望めないかもしれないです。

一方で、ただサイトにフラッと寄って眺めて、気が向いたら投稿するくらいのユーザーが、わざわざ課金するモチベーションは低いと思うので、やはり広告収益のみにして、ユーザー数を増やす方向にするのが賢明なのですかね。

やってみないとわかりません。
でも、やったらいけそうな気が少ししてきています。

いざ私がCGMを作った際には、ユーザー数や収益も公開したいなと思います。

ではでは。

※本記事の執筆にあたり参考にしたサイト:















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