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春の訪れと異常気象

ようやく桜が咲いた。

ようやくと言うけど、例年を鑑みると時期だけで行けばぜんぜん普通だ。3月に満開を迎えていたここ数年がおかしかったのであって、4月に桜咲くのがやっぱり1番良いな。というか、しっくりくる。

私は四季の移り変わりをこよなく愛しているので、特にその象徴の1つである桜や紅葉が大好き。道端でそれらをみかけるだけでも、本当に嬉しく、幸せな気持ちになる。ついでに、季節にまつわる思い出がブワッと蘇ってきて、なんだかじんわりと心が満たされる。

逆に、異常気象が乱発するともう、むちゃくちゃ悲しい。
今年は真っ当に三寒四温で嬉しい!みたいなことを以前書いたけど、結局今年もまあまあ異常だった。三寒四温とかじゃなくて、夏と冬を繰り返すみたいな、極端な3月だった。

↓こないだ書いたやつ

こないだの週末だって、冬みたいに極端な寒さと、梅雨みたいな雨を乗り越え、ようやく春が来たかと思いきやいきなり半袖必至みたいな異常な暑さだった。日差しが完全に夏のそれ。私の好きな穏やかな日差しと暖かみのある優しい春の景色はどこへ。。

ひたすら悲しむ私とは異なり、彼氏は意外と冷静だ。聞くに、『世の中結局諸行無常だしね。世の中に安定してずっと変わらないものなんてそうそうないと思ってるし。それに異常気象なんて、江戸時代の寒冷化と似たような事象じゃない?一時的なもので、たまたま近年がそうなだけだと思う。いつかまた元に戻ったり、やたら寒くなったりすると思うよ。』とのこと。

まあその理屈は分かる。
地球温暖化とかも、正直どこまで本当なのかも人間のせいなのかも無知な私には分からないし、この地球の長い長い歴史を思えば現在の温暖化もおそらく誤差だ。
それに、世の中どんどん変わっていくもので、10年前と全く同じことなんてほとんどない。日々変化の繰り返しだし、そんなものなんだろうなと受け入れ、受け流していくしかないのだろう。

結局私は、自分にとって馴染みの深い過去に縋っているだけなのかもしれない。
クレヨンしんちゃんの名作映画『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国』を思い出す。変化を受け入れず20世紀に固執するケンとチャコの気持ち、この歳になって分かるようになっちゃったよ...世の中の変化、なかなか受け入れがたし...

私みたいな人間が、老害とか言われるんだろうな。現役学生とかのことは遠い目で見ておかないとな...

そんなことを考えながら、なぜか例年通り4月に開花した桜を眺めつつ、ビールを嗜む。
夏と冬を繰り返したみたいなおかしな三寒四温に違和感こそ覚えつつ、4月の桜を楽しめる喜びを噛みしめる。

はー!ビールうめー!!

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