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2022年7月の記事一覧

映画「不機嫌な果実」感想

1997年公開。主人公は南果歩。
なにがそんなにつまらないの?と言いたくなるほど、主人公はいつも気怠げで不機嫌そうだ。
南果歩のスレンダーな身体と幼い顔立ち、鈴のような声も相まって、未成熟な少女という感じを受ける。
平穏な、すなわち彼女にとってはつまらない日常を自分で変えようとせず、第三者に平凡な日々の打開を期待してしまう他力本願な性格が招く不幸を描いた作品だ。
普通の主婦だったら、白馬の王子様の

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「死ぬまでに行きたい海」岸本佐知子

「死ぬまでに行きたい海」岸本佐知子

元々、岸本佐和子さんの文章が好きだ。
夢の中のような不条理が、すっきりした文体で綴られているところが好きなのだと思う。
この本も好きなエッセンスが詰め込まれていた。
ちょっと近所でも歩いてみようかという気持ちになった。