[介護]疑似家族と介護話し合う 経産省が体験型イベント「ただいまタイムループ」
経済産業省は13日から5日間、東京都渋谷区にある古民家で、若者を対象にした謎解き体験「ただいまタイムループ」を開催した。疑似家族とのやりとりを通して、家族の介護について考えてもらうのが狙い。
イベントは母親の誕生日を祝うため、久しぶりに実家に帰ったという状況からスタートする。こども部屋でくつろいでいると、謎の未来人が現れ、近い将来、母親が認知症になって家族関係も崩壊すると告げる。参加者はそんな未来を変えるため、銀行の通帳の場所などを聞き出すミッションに取り組むというものだ。
狙いについて企画したGOの小林大地さんは「ほしい情報を一方的にぶつけられると誰でも嫌な気持ちになる。コミュニケーションこそが大事ということを感じてもらえれば」と話す。
◉福祉新聞
◉経済産業省