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イギリスの就労ビザについて

海外で仕事がしたい!海外で現地の企業で働きたい!

海外で就職するにはどこの国でも基本的には「就労が可能なビザ」が必要になってくると思います。イギリスも例外ではなく、就労ビザがないとイギリスで仕事をすることは禁止されています。この記事では、イギリスの就労ビザの基本的な事項について書いていこうと思います。

Skilled Worker Visa / Tier 2 (General) Work Visa 

去年からビザの名前が変更となり、以前は「Tier 2 Work Visa」と呼ばれていたビザが現在は「Skilled Worker Visa」という名称になったようです。イギリスがEU離脱をする前と後で変更がありました。というのも、EU離脱することによって、普段ならビザなしで、イギリスでの就労が可能であったEU圏内の人も今後はビザを取得する必要があり、これによってイギリスではヨーロッパの人で支えられていたある一定の業界で人手不足が顕著になるため、このような名称に変更したんだと思います。

「Shortage Occupation List」と検索すればイギリスでどの業種が人手不足であり、そのため就労ビザを取得できるのか調べることができます。このリストに含まれる業種として有名なのは、Nurse (看護師)、Electrical engineers (電気技師)、Chemical scientists (化学科学者)、Architects (建築家)などなど。専門性の高い業種ほど人手不足なようです。

私の役職はもちろん上記に当てはまるわけではありませんが、ONS Occupation Coding Tool (自分の業種がビザスポンサーしてもらえるのか調べられるサイト)で検索をかければ入っていることが分かります。ビザスポンサーを希望している方はぜひ自分の業種がビザスポンサーしてもらえるリストに入っているのかどうか検索してみてください。*似ている役職でも検索可能です。例えば自分の役職がProject Managerだけど、これでヒットしない場合、Managementと検索するなど。

ビザスポンサーシップの申請までの流れ

1、スポンサーシップが出来る企業での採用 (年収£25,600以上) が決まっていること (私の場合既に3年ほど継続的に勤務済みです)

2、自分がイギリスで就労する業務内容が含まれている「Certificate Of Sponsorship (COS)」を取得すること (こちらは会社側が準備します)

3、英語で教育を受けていない場合、英語力を証明するIELTS Life Skill B1を受けて合格すること

自分で申請の際に準備しなければならないことは、採用が決まっている限りほとんどありません。私の場合は英語のテストを受けるくらいです。イギリス国内での申請も可能ですが、オンラインでの申請になるため国外での申請も可能です。現在は、会社がCOSへアプライしたところですので、その取得を待っています。私の会社のようにまだ会社自体がスポンサーシップに登録していない場合、そこから始めるため少し時間がかかります。

追記しておきたいことが、ロンドンでよく見かける駐在員の方たちは基本的に「Tier 2 Intra-Company Transfer Visa / 社内での転勤ビザ」になるらしくビザの期限は大体3年を目安に出していただける制度や、短期間の駐在ならば8ヶ月のビザもできるみたいです。私みたいに現地採用の企業の場合は、5年間のビザがスタンダードで、5年後に永住権を申請できる制度になっています。

イギリスのパートナービザに比べると・・・

パートナービザや配偶者ビザの準備書類の難易度を100だとすると、会社のスポンサービザは10だと思います。仕事すら決まっていれば、会社のHRに任せて自分は何もしなくて良い。何も支払わなくて良い。パートナービザって2年半で50万円くらい払うんですよwそんなに払っても確実に取得できるか不明で何ヶ月も待たされるし、精神的にも経済的にもかなりきつい作業なんですw (イギリスのパートナービザも申請したことあるので完全なる経験談ですw)

スポンサーしてもらえる仕事と会社を探すのが一番大変なところだと思いますが、私みたいに海外の大学卒業もしていない、マスターもない一般的な庶民でもこのような道を歩むこともできるのだとみなさんを勇気付けることができれば嬉しいです。

今後オンライン申請が進んだりしたらまたアップデートします!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ミレコ

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