「社会人の学び直し」についての考察

こんばんは。阿佐ヶ谷の似合わせ美容師ミレイです。

岸田首相が「育休中の学び直し」について、
発言したら、大炎上しましたね。

日頃、忙しく仕事をしながら学び直しをするには、その学びについて必要性を感じ、かなり覚悟を決めないと難しいような気がします。

初めて子どもを授かる時、出産する本人にとっては未知なことだらけで不安もいっぱいで、正直なところ出産に対すること以外は考える余裕なんてないですが、岸田総理の発言からは、「寄り添う気持ち」が全く感じられなくて、それ以前の「防衛費の増税」だとか、現役世代に負担を強いる言葉も多いので、批判の声が多く出るのは頷けます。

そもそも「学び」のイメージが悪すぎる!

高校や大学受験のための詰め込み教育の弊害で、学びアレルギーになってしまっているのかもしれませんが、「学び」のイメージって辛いとか面倒くさいとか、悪いものが多いですよね。

私も受験勉強は好きではありませんでした。
勉強しなくて済むように、中学からは推薦で受験生せずに、大学続きで行ける高校を選んだくらい。
そして大学でも「卒論なくて楽だよ」という先輩の声を鵜呑みにして学部学科を選んだくらい、「学ぶ」ことにアレルギー反応がありました。

しかし、楽さを優先して何も深く考えずに選択した大学で、社会学を専攻したのが、自分にとっては案外良く、今までの学びに対する悪いイメージを取り払うことができたのです。

社会学の学びは幅広いのですが、私たちが暮らしている世の中の事象について「なぜそれが必要なのか?」考える視点や、ゼミの仲間と繋がる喜び、ディスカッションする楽しさを得られたところが嬉しく、それまでアレルギー反応を感じていた「学び」に対してのマイナスなイメージがなくなりました。


そういう「学び」に対するプラスなイメージがあれば、「学び直し」が苦行ではなく、新たな可能性を広げるチャンス、前向きな気持ちで取り組めるのではないかと思います。

つまり、今までの学び方が間違っていた!

「学び」=辛い時間というイメージが湧く勉強のやり方を変える必要があります。
「このスキルや資格が役に立ちそうだから勉強しなさい」みたいなことを他人から指示されるような学び方は最悪です。

社会人は学生のように「学び」だけに向き合うなんて贅沢な時間の使い方はなかなかできません。

仕事にしろ、家事や育児にしろ、やらなければならない何かがあり、疲れている状態でスキマ時間に学ばないといけないのだから、やりたくもない学びをする気力なんてなかなか沸かないものです。

つね日頃から、「どんなキーワードでワクワクときめくのか」自分の心のアンテナを張り巡らす必要があります。

自分の興味ある分野で、学ぶ必然性を自ずから
感じる
ことがあって、初めて「学んでみたい」という気持ちが湧いてくるのです。

育休中にした方が良い学び直しとは

育休中は、この世に産まれてきた赤ちゃんと向き合うだけでいっぱいいっぱいな時期ではあるのですが、話の通じない赤ちゃんと家で2人でずっと向き合いすぎてしまっていると、自分が社会から切り離されたような気がしたり、今の感じのままで将来は大丈夫なんだろうか?なんて不安を感じてしまったり、なんてことあります。

私自身も、当時は気持ちが焦って「何かを学ばなければ」と思った記憶がありましたし、産休中に他の人とあまりにもコミュニケーションをとっていなかったせいか、産後職場復帰した時、周りのスタッフやお客様とのコミュニケーションに困ったことがありました。

なんて自分の中身は空っぽなんだろう?て落ち込むこともありました。

そんな時、実際に学ぶことで安心を感じたのは、私の場合は「お金の勉強」と「心理学」です。

特に、「お金の勉強」はおすすめ。
お金の勉強をしたことで、ある程度の未来予測ができるようになり、将来への不安要素を取り除くことができるようになりました。

不安要素がなくなると、心が穏やかに過ごせるようになるものです。

また、心理学は学ぶことで自分のメンタルを少しずつ前向きなものに変えることができたので、これも学んで良かったです。  

産後すぐの育児中はホルモンのバランスが崩れていて、情緒が不安定になりがちですし、メンタルが病む場面が本当に多いんです。
子どもが泣き止まなかったり、寝なかったり、急に発熱したり、周囲の視線が気になったり、本当に気持ちが忙しくて、つい自分自身を責めてしまっていました。

心理学を学んでからは、「できない自分を責める」ことはなくなり、「どうしたらその問題を解決できるのか?」という視点で物事を考えることで、気持ちがとても軽くなりました。
周囲とのコミュニケーションもとりやすくなりました。

メンタル次第で自分自身を取り巻く環境が変わってくるので、心理学は学んでおいて損はないと思います。

学び直し自体は一生必要

私たちを取り巻く環境は常に変化しています。
東日本震災とかコロナとか、生きていると思ってもみないことが起きたりするものですが、それでも私たちはその時の状況に合わせて生きていかなくてはならないので、学び自体は一生必要です。

いやいや学ぶのではなく、学び自体を楽しみながら、学ぶことでより豊かに過ごせるような学びをし続けたいものですね。


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