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”40代”を見据え今後のキャリアを考えた時に海外移住を決意 - 人事コンサルタントが語る、グローバルキャリアの醍醐味


海外就職や留学に興味を持つ人は多いものの、実際に一歩を踏み出すことをためらう人も少なくありません。今回は、”40代”からその後のキャリアを見据え、オーストラリアへの移住を決意し、現地の留学エージェントでの仕事と、日本企業向けの人事コンサルティングを並行して行っているToshiさんに、グローバルキャリアの魅力について伺いました!


※ 本記事は2024年5月23日、Xスペースでの会話をまとめたものです。※

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Toshiさん、今回はお時間をいただきありがとうございます。まず、オーストラリアに移住を決意された理由を教えていただけますか。

ありがとうございます。40歳を迎え、人生の折り返し地点に立ったと感じたことがきっかけです。このまま日本で同じような生活を続けるのではなく、新しい環境に飛び込んでみたいと考えました。また、妻が保育士の資格を持っているので、彼女のキャリアの選択肢を広げるという目的もありました。


なるほど。年齢を重ねると、家族の事情などで海外移住が難しくなることも多いと思います。Toshiさんの場合、移住の準備はスムーズに進んだのでしょうか。

実は、ビザが下りて移住が決まってから実際に渡航するまでの期間はわずか1ヶ月でした。もともと私自身は海外転勤の話が持ち上がっていたのですが、ビザの関係で実現しませんでした。そこで、妻の学生ビザを利用して家族で移住することを決断したのです。短期間での準備は大変でしたが、なんとか乗り越えることができました。


現在は、現地の留学エージェントでお仕事をされていると伺いました。具体的にはどのような業務をされているのでしょうか。

私が勤務しているのは、もともと南米の学生を対象とした留学エージェントなのですが、今年から新たに日本市場向けの事業を立ち上げることになりました。私はその立ち上げメンバーとして、営業とマーケティングのリーダーを務めています。日本の学生に、オーストラリア留学の魅力を伝える役割を担っています。


オーストラリアで働く上で、言語の壁はありませんでしたか。

正直なところ、最初は英語でのコミュニケーションに苦労しました。しかし、多文化社会であるオーストラリアでは、英語が母語でない人も多く、互いに歩み寄りながらコミュニケーションを取ることが当たり前の環境です。そういった環境に身を置くことで、徐々に英語力も向上していきました。


英語力の必要性については、以前からお感じになっていたのでしょうか。

私が英語学習の必要性を強く感じたのは、リーマンショック後のことです。当時、メディアでは連日のようにグローバル人材の必要性が叫ばれていました。そこで私は、25歳の時にオーストラリアへ語学留学に行き、その後現地のマーケティングの専門学校に進学しました。あれが、私の海外キャリアの原点だったと思います。


グローバルな環境で働くことの醍醐味とは、Toshiさんにとって何でしょうか。

何といっても、多様性に触れられることだと思います。オーストラリアの街を歩けば、実に様々な国籍の人々と出会います。彼らとの交流を通じて、新しい価値観に触れ、自らの視野を広げることができます。また、仕事面でも、ひとつの国や文化に縛られない発想力が養われると感じています。


Toshiさんは、オーストラリアの大学院でMBAを取得された経験もお持ちだと伺いました。MBAで得られた学びを、現在の仕事にどのように活かされていますか。

MBAの学びで特に役立っているのは、問題解決力とコミュニケーション力です。多国籍の学生が集うクラスでは、様々なバックグラウンドを持つ人々と議論を重ねる機会が多くありました。そこで培った力は、グローバルな職場環境でも大いに活きています。また、MBAの学びは、独立後の人事コンサルティング業にも役立っています。


現在は、オーストラリアでの仕事と並行して、日本企業向けの人事コンサルティングもされているそうですね。

はい。私は昨年、日本に人事コンサルティング会社を立ち上げました。人材採用や育成、組織開発、人事制度の設計など、幅広い人事領域でサービスを提供しています。オーストラリアと日本という2つの拠点で仕事をするのは大変ですが、それ以上にやりがいを感じています。


最後に、海外でのキャリアを志す人へのメッセージをいただけますでしょうか。

グローバルなキャリアを歩むことは、決して楽な道のりではありません。言葉の壁や文化の違いに悩まされることもあるでしょう。しかし、そういった困難を乗り越える中で、自分自身の可能性を大きく広げることができると私は信じています。海外で活躍する日本人が一人でも増えることを願ってやみません。一歩踏み出す勇気を持つことが、何より大切だと思います。



海外でのキャリアに挑戦することは、誰にでも簡単にできることではありません。しかし、グローバルな環境に身を置くことで得られる学びと成長は、計り知れないものがあります。Toshiさんの経験談が、海外就職や留学を志す人々の背中を押す一助となれば幸いです!



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