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 読書メモ|面倒なことはChatGPTにやらせよう|カレーちゃん (著)からあげ (著)

教科書みたいな本です。
この通りにやっていくと、なにができるかとあわせて使い方のコツがわかってきます。
たいていの人なら、なんらかの仕事に活かせると思うので、Plusの月額20ドルは完全に元がとれちゃうはずです。なによりおもしろい!

わたし個人としては、無料版との大きな違いは、データをアップロードしたりダウンロードしたりできるところではないかとおもいます。OCRはできないというけれど、写真のちょっとした文字などは読んでくれます。
本の例題に沿って「就業規則に基づいて労務関連の質問に答えるアシスタント」もつくりましたが、ちょっと感動しました。「休みたい」なんてかなり曖昧なプロンプトをいれても、該当する就業規則をひっぱってきます。データベースを入れて、質問にそこから答えさせるというのはかなり使えそうですし、泣けるほど簡単です。(近似値を2つ返すなどの設定もできる)

著者の方たちがすばらしいと感動したのは、サポートサイトの存在です。変化のスピードが恐ろしく早いAIのマニュアルを紙で出版するのはどうかと訝しんでいましたが、サポートサイトを併用するとストレスゼロで快適でした。(例題のプロンプトはコピペでいけますし、ファイルも用意されています)わたしの手元にあるのは3刷なのですが、4刷から差し替えらえたというページまで公開されています。

例題でXのデータでつくられたワードクラウドを、自前のデータでやってみました。簡単そうで意外と面倒だったのが、文章を単語ごとに分割する「分かち書き」で、Google ColabとChatGPTの両方をつかいましたが、コードはすべてAIに書いてもらいました。テキストデータはShopifyのjudgemeというアプリから実際のレビューをDLしました。

自社ECに寄せられたレビューのワードクラウド

一般人にとって、AI系ではもっとも有益な本なのではないかと思います。
毎日、仕事をするのがたのしくて仕方ないです。
ありがとうございました。

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