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おいおい、建設業どれだけ不人気なんだよ~(は間違い?)



有効求人倍率が尋常じゃない

実は私、初職は建設業。そして外食産業に一度転職して昨年からまた建設業に舞い戻ってきた出戻り再就職ホヤホヤなのですが、随分長い間外食にいましたので建設業の人材不足っぷりが尋常じゃないレベルだということを知り、正直「ここもか。。。」と辟易としています。

どれだけ尋常じゃないかと言うと、令和5年12月の有効求人倍率(常用)は全産業平均で1.23倍。それに対して職業別では以下の通りとなっています。

建築・土木・測量技術者 6.22倍 (◎_◎;)
土木作業従事者     6.72倍 (;゚Д゚)
※ずっとこんな感じで推移しています。

ちなみに人がいなくてヒーヒー言ってた前職の外食産業でさえ調理・接客ともに3倍弱です。

おいおい、建設業どれだけ不人気なんだよ~

と言いたいところですが、一概に人気・不人気だけで語れない側面も。

建設業は、「単品受注生産」「現地屋外生産」という特徴から、ICTだDXだと言ったところで機械化による自動化なんてかなり限定的だと思います。たぶん。。。(特に施工は)
この先も、きっと労働集約型の産業であり続けるでしょう。

だから、
▶そもそも人手が必要。
▶でも生産年齢人口は減少の一途。
※出生数はピークの約3分の1。将来がますます不安だぁ~
▶そのくせ建設投資はずっと拡大し続けている。

AIの普及でなくなる仕事の例として'建設作業員'が挙がっていましたが、どこの馬鹿チンがそんなこと言っているのでしょうか(笑

こういった背景があっての今の有効求人倍率であり人材不足なのでしょう。
もちろん、不人気であるという点は否定しませんけど。

逆に考えると建設労働者の未来は明るい!?

だって、すごく大事にされると思います。
圧倒的に売り手優位。給料その他待遇もうなぎ上りです。

でもね、人的な需要と供給のバランスが崩れている産業だと、1人あたりの負担が大きくて、無茶苦茶しんどいのでは?と警戒しますよね。
(外食がまさにそうでした。'しんどそう'ではなく'しんどい'。。。)

ワークライフバランスやウェルビーイングが重視される時代です。給料だけじゃないって点を、業界としても、一企業としても、しっかりと伝えていかないと採用なんて進まないです。

伝える?いや、その前に魅力づくりだ!!

先ほど少し触れましたが、ICTやDXは一人ひとりの負担を軽減するための手段の一つでしょう。
時間外労働の上限規制、それに配慮した適正な工期での発注と予算(工事価格)。こういった発注者も含めた建設業を取り巻く環境の変化は、業界の、ひいては日本の未来のためになる(はず)。

なんか話が大きくなってしまいましたが、業界として、きっと誰もが働きやすいと感じる魅力ある産業に変わっていくと思います。

ウチの会社は分野(というか環境)が特殊ですから一般論とはズレますけど、それでも魅力の差別化・ベネフィットの差別化をしっかりと考え、ひとつずつでも形にしていきたいものです。
そして、胸を張って「どやッ」と言いたいし、「100年先も大丈夫♡」と言いたい。。。
「どやッ」ではないですね。「おいで」です(笑



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