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地震到来2分後新潟市西区青山の液状化現象@令和6年能登半島地震

本震の揺れがおさまった直後の新潟市西区青山の写真です。

コンビニの駐車場から通りにかけて、道路の隙間、側溝の蓋、アスファルトの割れ目から茶色の水と砂が溢れている様子が分かります。

参考に液状化画像の右下方向から見た同じ地域のGoogleストリートの平時の状態です。

ここは普段から地下水が道路の路肩から溢れていている地域です。

海まで5分程度の場所なので地表は土ではなく砂地です。

そのため液状化が顕著に起きたのではないでしょうか。

吹き出した水は茶色だけでなく、ムースのような泡がいつまでも残っていたり、もっと明るい茶封筒のような色の泡も見受けられました。

同じ地域では液状化の影響電柱が傾くのではなく、真っ直ぐ地面に1メートルほど沈んでいるところもありました。

翌日朝(1/2)朝の状態です。

まだ水が引かず、朝の冷え込みで氷が張っていました。

同じ地域では車がバンパーまで沈んで脱出できない光景もありました。

道路を挟んだ両側の家は隆起や沈下で自宅から車を出せない状態です。

ひとまず明るくなって状況が分かると、住民の方が、めくれ上がった自宅前のアスファルトを一度踏んでみて、自分の手ではどうしようもないことが分かると、途方に暮れている姿も見受けられました。

液状化すると家が傾いたり、沈んだりしているイメージですが、斜面沿いの家には液状化した砂が家屋内に入り込んでしまい、おうちの中にいられない方もいました。

幸いなことに1/5から新潟市西区で災害ボランティアを募集したところ、1日あたり30名の定員が数時間で定員に達したそうです。

新潟では雪が降ると、朝一の数時間で近隣の住宅や店舗の人たちが力を合わせて、雪除けする習慣があります。

そこでは普段交わらない人たちが、挨拶をしたり、大変な状況にあった気持ちを共有する冬の風物詩になっています。

そんな「お互い様」な気持ちが今回の震災ボランティアでも地域の人たちを動かしたのかもしれませんね。

我が家も含めてですが、震災の被害に遭われた方の気持ちを察するに余りありますが、災害や天災は住んでいる地域の人たちの存在を改めて強く感じる機会になります。

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