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第25回参院選 情勢報道の集約を終えて(三春通信2号)

戦略投票について本に書いた時から、参院選の情勢報道をまとめようと考えていました。戦略投票では、自分の一票を有効に使うために当落線付近にいる候補に投票先を切り替えるわけですから、それをするためには選挙情勢を正確に知る必要があります。

しかし、情勢報道の量は一人で見るのが困難なほど膨大です。また、自分の陣営に有利なようにするため、意図的に都合の良い選挙情勢を流布するということもこれまでに多く行われてきていました。そこで、ぼくの方で各社の情勢報道の一覧を作成し、比較検討できるようにしようと画策していました。

結果は「第25回参院選情勢報道集約 当落の検証 」に掲載してあります。これがまあ、選挙期間中にやったことの答え合わせになります。

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「次の選挙でもやってほしい」という感想も多かったけれど、今の時点では何とも言えません。今回やったような作業はとても大変で、仕事を長期にわたって休まなければできないんです。やることも一日中、同じような作業の繰り返しで、自分の時間や生活を削るようなことになってしまいます。

もっと読みたい本があり、書きたい小説があります。この時代で考えなければいけないことも、しなければいけないことも、多くあります。できれば、これからはそういうことにもっと力を使いたいというのが本当のところです。

選挙に向き合うよりも以前に、様々な社会の歪みと向き合う必要があるという思いがあります。選挙や世論調査の分析は、そればかりをいくらやっても社会の表層のさざ波を追いかけているにすぎないというようで、そういうことをやるよりも、その下に広がる深い海をもっと考えていきたいです。

いまの選挙の姿は、一つの結果です。投票率の低下もまた一つの結果です。それが今のような悲惨な状況になっているのは、根底に潜む原因があります。それはこの社会に生きる人のあり方、人と人の関係がバラバラになったり歪められてしまっているという問題です。ぼくはその問題と向き合うために、小説という方法を使うことを考えています。

そのあたりのことは、いずれ書きたいと思います。ひとまず今は、今回の参院選を終えてほっとしています。リプライがパンクするほど多くの人に声援をいただきました。本当にありがとうございました。*(๑˘ᴗ˘๑)*

Twitter : はる/みらい選挙プロジェクト@miraisyakai
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note: みらい選挙プロジェクト情勢分析ノート