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腰痛×テレワーク〜テレワークにおけるヘルスケアTips①〜

若くてもあなどれない!テレワークに潜む腰痛の危険性

みなさんこんにちは!
未来志向Labo が運営するふじくらす
新しい働き方クラスです!

このnoteでは、「テレワークにおけるヘルスケアTips」として、
心も体も健康的にテレワークを行うことができるように情報発信しています!

第1回目はズバリ、「腰痛」です!

腰痛と聞くと、みなさん
「20代の自分には関係ない」
「運動をしている自分には関係ない」
と思われる方もいるのではないでしょうか。

実は、テレワークが普及したことで、
「今まで気にならなかったのに腰痛が気になるようになった…」と話す従業員も多いのです。

遠方からの通勤や、職場の人間関係で悩まれていた方にとってはストレスが軽減されるテレワークですが、腰痛の観点から見ると、個人で対策が必要です。

ここからは、テレワークが腰痛を引き起こす3つの原因と解決策をまとめます。


テレワークが腰痛を引き起こす3つの原因と解決策

1.姿勢の悪さ


テレワーク、特に自宅で作業をする場合には、仕事に夢中になることで、つい時間を忘れて長時間PC作業を行うこともあるのではないでしょうか。
テレワークになる前は、例えば会議の資料を印刷し、会議室を準備し、会議の後はランチのために出かける…といったルーティーンだった方もいるのではないでしょうか?テレワークになったことで、これらの全てが家で行われるようになり、長時間同じ姿勢でいる機会が増えます。

また、外に出ていると周りの人から「見られている」と言う意識から、無意識に背筋が伸びますし、「姿勢悪いよ〜」などと同僚同士でも声を掛け合うこともあったかもしれません

働く環境がテレワークになったことにより、ついつい姿勢が崩れてしまい、腰に負荷がかかり、腰痛の原因となります。悪い姿勢は以下のような状態です。

左:悪い姿勢  右:理想の姿勢
(出典:canva)


解決策としては、物理的にはデスクや椅子の高さを調整し、PCやモニターの位置を調整することが挙げられます。良い姿勢を作るために気をつけることはいくつかありますが、まずは坐骨(おしりの骨)で座ることを意識することで、自然と正しい姿勢を取ることができるのでおすすめです。

2.デスクや椅子、照明の不適切な使用

テレワークでは、仕事で家庭用のテーブルや椅子を使用することが多く、ワンルームの一人暮らしの方の中には、カーペットを敷き、ローテーブルで作業をされる方もいるのではないでしょうか。また、照明やモニターの位置によってはPC画面が見づらくなることもあります。これにより目が疲れたりすることで腰痛の原因になることがあります。

実は、会社で作業をする際は「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が定められているため、照明やデスクなど、作業環境が最低限整えられています。一方テレワークでは、先に述べたように、家にあるもので対応するため、デスクや椅子が不適切な高さや角度で使用されていることがあります。この状況を打破するために、厚生労働省から自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備という通達も出ています。

自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備
(出典:情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン)

この問題の解決策としては、専用のデスクや椅子を購入するか、クッションやクッションマットを使用して姿勢を矯正することや、明るい照明環境を用意することが挙げられます。

3.運動不足

そして3つ目は運動不足です。テレワークでは、通勤や外出する頻度が減少し、運動不足に陥るリスクが高いことは、実体験としてお持ちの方もいるのではないでしょうか?

テレワークになる前には会社で決まった時間にストレッチを取り入れていたり、ラジオ体操をする機会があった会社も、あると思います。出社していたことで、意識しなくてもできた運動がたくさんあったのではないでしょうか。運動不足になることで、筋肉が凝り固まり、腰痛の引き金になるリスクが高まります。また、運動不足は肥満を誘発します。体が重くなることでさらに運動が億劫になるという悪循環に陥る方もいます。

解決策としては、定期的に休憩し、ウォーキングやストレッチを取り入れることが挙げられます。ウォーキングについては、歩数計と連動して、目標歩数に到達することでポイントやドリンクがもらえるアプリもありますので、チェックしてみてください。腰痛予防のストレッチについては、厚生労働省も取り組んでいるので、こちらをご覧ください

まとめ

いかがでしたか?
「私にも思い当たる」と言う方もいるのではないでしょうか?腰痛になることで体に負荷がかかることはもちろん、仕事の能率にも影響します。これを機に自身のテレワーク環境や、生活習慣を見直してみませんか?

文責:小野晴花(保健師、第一種衛生管理者、健康経営アドバイザー)


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