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【ゲスト: ㈱NOKIOO 小田木さん】女性xリスキリング~多様な学び直しのカタチ~全6回対談配信レポート~

【㈱NOKIOO 小田木さん】対談 全6回配信レポート

地域社会の未来へ
「働き方」「学び方」「生き方」のヒントを発信する未来志向Labo では、新たに番組を始めました!

番組名は、Global Voices, Local Diversity

多様な働き方をキーワードに、様々なバックグラウンドを認めて受け入れることの重要性をお伝えしていきます。

最初のテーマは、最近耳にすることが多くなった、、

女性xリスキリング
多様な学び直しのカタチ

今注目されている「女性」×「リスキリング」を取り上げて、多様な選択を可能にする学び直しの必要性を、多彩に活躍する女性ゲストをお迎えして語り合う「対談動画」の配信が、ついに配信スタートしました!

視聴してくれた方の、これからの「働き方」「学び方」の具体的なヒントに繋がっていったら嬉しいです!

【ゲストのご紹介】

株式会社NOKIOO 小田木 朝子さん

小田木 朝子|おだぎ ともこさん

● 音声メディアVOICYで「今日のワタシに効く両立サプリ」配信中

『育休スクラ』を立ち上げ、組織の枠を超えた越境型人材育成プログラムを事業化。著書は、1人で抱え込まず連携してチーム成果を上げるビジネススキル“ヘルプシーキング”の入門書「仕事は自分ひとりでやらない」(2022年4月出版)、「人生の武器を手に入れよう!働く私たちの育休戦略」(2021年7月出版)。


#1①第1弾【ウェルビーイングなリスキリングで選択肢を増やす】

第1回目の配信は、ウェルビーイングな「リスキリングで選択肢を増やす」をテーマに、「育休スクラ」で取り組んできた内容を詳しくお聞きししました。

■オンラインスクール「育休スクラ」が「スクラ」に!

まずは、小田木さんが運営する「育休スクラ」についてお話を伺いました!
出産とは、なんといっても女性にとって大きなターニングポイントです。

そんな環境も内面も激変するタイミングに、持続可能な働き方、頑張り方をアップデートしよう!というコンセプトで、立ち上がったのが「育休スクラ」。

オンラインスクール立ち上げから3年を経過して、これまで150人以上の方がオンラインスクールに参加されたそうです。

そして「育休スクラ」は、2023年4月頭に「育休」を取って「スクラ」に名前が変わりました。

その理由は、「誰でも必要と感じたときに提供できる多くの機会を作っていきたい!」そのために、発展的、前進をするべく「スクラ」に変わったとのことでした!

今後は、育休中に限らず、多くの女性たちが持続可能な頑張り方をアップデートできる機会が提供されそうです!

■持続可能な働き方・頑張り方・生き方とは?みんなでシフトしよう!

育休中の女性に限らず、家事や子育て、仕事と両立しながら働いている、または今はパートタイムで働いている、育児に専念しているなど、状況は様々だと思います。

どんな状況であれ、今のままの働き方でいいのかな?今のままの頑張り方で良いのかな?そう考えて、これから先の人生(生き方)を漠然と考えている女性は多い気がします。

昔の小田木さんは、「気合・根性・長時間労働」で乗り切ってきた経験があったからこそ、今があるとおっしゃっています。

そんな小田木さんは、「リスキリング=学び直し」をすることで、様々な働き方、頑張り方を知ることができ、結果として、少しずつ選択肢を増やしていくことができるとおっしゃっています。

「自分も、家族も、仕事も大事にしたい」それは当たり前のこと。

ぜひ、みんなで持続可能な暮らしにシフトしていきましょう!

#1②第2弾【焦らずに、選択肢を増やそう】

第2回目の配信のテーマは、【焦らずに、選択肢を増やそう】です。
「リスキリング」という言葉は聞いたことはあるけれど、きちんと理解できていない、そんなあなたに、焦らず、ひとつひとつ選択肢を増やしてもらいたい、そんな思いでお届けしています。

「学び直しをスタートする第一歩」として、まずは知ることからはじめてみてましょう!

■リスキリングの必要性とは?選択肢を増やす手段の一つ

「リスキリング」と一言でいっても、どうやらその意味合いは色々とあるようです。

昨今、「リスキリング」という言葉だけがフォーカスされ、家事や育児、仕事など様々な役割を担いながらも、「リスキリング」「学び直し」までやらないといけないなんて、、と感じる女性もいると思います。

一方で、豊かな人生を送るうえで、いろんな知識やスキルを学び直すことは必要だと感じる人、いろいろです。

様々な立場・考え方の女性たちがいる中での「リスキリングの必要性」について、小田木さんに聞いてみました。

小田木さんは、前提として「リスキリング」という言葉を前に、「強制されているように感じるジレンマ」「やりたい気持ちはあるけれど物理的に難しい」「自信が持てない」、反対に「学び直すことをポジティブに捉える人」などいろいろいると思う、

そして、「リスキリング」という言葉が大き過ぎることで、いろんな女性たちがその言葉に対して、困惑していたり、感情が交錯しているように感じるそうです。

しかし、「何かをやらなければいけない」の前に、「一人一人が選択肢を増やしたいか」という観点で、「リスキリング」というキーワードや機会に向き合えるかが大事なのではとおっしゃっています。

そして、豊かに仕事がしたい!納得感を持ってキャリアを積みたい!など、もしも、どこかで「状況や環境を変えたい」と感じているなら、必要なタイミングに、選択肢を増やす手段として、「リスキリング」に取り組んでいけばいいのではとのことでした。

まずは、自分が少しでも今の状況に違和感があるのであれば、選択肢を増やす手段として、「学び直すこと」があるんだと知るだけでも、考え方が広がりそうです。

■焦らずに、自分自身を知ることがリスキリングの一歩

「リスキリング」という言葉を聞いて、「何かをしなければいけない」と感じているかもしれないですが、それよりも、「本当は、自分はどうありたいか」が大事!

まずは、焦らずに興味のあることからやってみるのも「リスキリングの一歩」だと思います。

そして「リスキリング」には「持っているものを増やす」または、「持ってるものを持ち帰る(=知る)」という、2つの着眼点があるのではと小田木さん。

つまり、「自分は何も持っていない」と言って焦るのではなく、「そもそも自分が何を持っているのか」まずは、何かを増やすことだけじゃなく、自分の事を知ることが大事な一歩になるんだということ。

どうしても、「学び直し」「リスキリング」という言葉を聞くと、新たに何かをプラスしなきゃいけないと考えがちです。

改めて、今の自分が何を既に持っていて、何をやりたくて、どうありたくて、自分に必要な事は何かなど、「自分自身のことを知ること」が、まずはリスキリングの大事な一歩なのではと思います。

焦らずに、自分と向かうことから始めていきたいですね!

#1③第3弾【子育てだって1つのキャリア|自分に対する気づきが第一歩】

第3回目の配信のテーマは、
【子育てだって1つのキャリア|自分に対する気づきが第一歩】です。

自分の事、誰かと関わることで、新たな気付きが、もっとあるかもしません。今回のお話の中では、「土壌」というキーワードを例に、リスキリングへの第一歩に繋がるヒントをお届けしています。

■子育てだって1つのキャリア

女性が「リスキリング」という言葉を前に、「自分は何も持っていない」と感じてしまいがちですが、実は、誰でも何かしら持っていると思います。

例えば、「持っているものに気付けていない」または、「持っているのに持っていない」と思って、不安と焦りを感じてしまっているという負のサイクル。実際「自分の強み」は何なのかなど、自分の事は自分が一番言語化できないのも事実です。

■リスキリングの大事な一歩~何を持っているか理解する~

そんな中で、一人で頑張らなきゃいけないという発想を手放して、誰かにフィードバックがもらえたり、言語化できる場所に出ていくことも「リスキリング」の大事な一歩になるのではと小田木さん。

なぜなら、他者とのかかわりの中で見えてくるものは必ずあるから。
自分をちゃんと理解できる場は外でないと持てないし、一人だけで考えても何もわからないものです。

だからこそ、コミュニティや様々な機会の価値や、内面を含めた棚卸の機会の必要性を改めて感じることができました。

周りの多様性の前に、自分を認めてないといけない、つまり自分自身の多様性を知ることも大事なことのようです。

■リスキリングの大事な一歩~土壌から変える~

「リスキリング」というと、「何かスキルをプラスする」と考えられがちですが、「頑張り方を変える=土壌改良する」ということがリスキリングの一歩になるのではと小田木さん。

小田木さんの取り組むオンラインスクール「スクラ」では、自分の土壌を改良する、つまり自分の「土」を良くする、木が元気に育つ「土壌」に変えていくための取り組みをされているそうです。

どうしても、どんな「木=スキル」を植えようかと考えがちですが、その前に気を植えるための「土壌」を変えていく。

それが、リスキリングの大事な一歩になるのではと、小田木さんならではの視点で、お話を頂きました。

#1④第4弾【生まれ変わるキッカケは出産|必殺技は残業からの移行に大切なこと】

第4回目の配信のテーマは、
【生まれ変わるキッカケは出産|必殺技は残業からの移行に大切なこと】です。

「出産」は、女性の人生にとって、とても大きなライフイベントです。ゲストの小田木さんの働き方が生まれ変わるきっかけとなったのも、「出産」だったそうです。

女性の「働き方」の移行期間に「大切なコト」や、「ダイバーシティの視点」についても取り上げながら、お届けしています。

■女性の移行期間に大切なこととは?

 小田木さんは以前、「気合・根性・長時間労働」で、がむしゃらに仕事に取り組んできた過去がありました。

まさに、質より量で頑張るパターン。おそらく、その取り組み方で仕事を乗り越えてきた人、そして今現在もその取り組み方で頑張っている人もいると思います。

しかし、そのただがむしゃらに頑張る「勝ちパターン」こそ手放して、変えていくということも「リスキリング」の一つなのではと。

小田木さんがそれに気づいたのが、まさに、出産後、子育てと仕事を両立しなければならないという時だったそうです。出産後は、出産前のような働き方、頑張り方では「持続性がない」と気付いたそうです。

つまり、育児と仕事を両立する女性にとって、出産などがある移行期間に大切なこととは、『今までの働き方を手放して、変えていくこと』なのではないかと小田木さん。

確かに、そのままのスタイルで突き進んでしまった先には、きっと持続可能な未来は見えてこない気がします。

■ダイバーシティの視点とリスキリング

小田木さんの運営する「オンラインスクール育休スクラ」で大事にしている視点は、それは「ダイバーシティ=多様性」

「リスキリング」と聞くと、「難しい」「そんな時間はない」などのイメージがやはりある人は多いと思いますが、

やっぱり、一人で学び直しに向き合って、「○〇しなければならない」というように考えると、どうしても大変になってしまいますし、一人で気付けることにも限界があります。

そこで、大事なのは、『気付きを与えてくれる他者の存在』

実践の環境に近い場で、多様な「誰か」と一緒に何かを作ってリ、一緒に気付きあったり、対話をする中で、一人で生み出す以上のものが生み出すことができるのではとの事でした。

他者と「対話」をすることで、「多様な視点」が生まれてくるということですね!

改めて、なかなか一歩が踏み出せない女性に「育休スクラ」のような、コミュニティや場が必要なんだということが小田木さんのお話から感じました。

#1⑤第5弾【場所は変えなくても景色は変わる|豊かな人生・子育てとキャリアの思考】

第5回目の配信のテーマは、
【場所は変えなくても景色は変わる|豊かな人生・子育てとキャリアの思考】です。

子育てとキャリアに必要な「考え方」や、自分にとっての「豊かさ」とはなんなのか、そして、世の中で求められるニーズと自分の中のギャップなどについても取り上げながら、お届けしていきます。

■子育てとキャリアの思考とは?

小田木さんの考える「キャリア」について聞いてみました。

やはり、小田木さんも子供を持った時に、子供を持てたことが嬉しい反面、仕事においては「ハンディ」だと思ってしまっていたそうです。

狭い時期や範囲だけを切り取ったものが「キャリア」と捉えると、「自分のキャリアは大したことは無い」など、

「キャリア」とはどの会社でどんな仕事をして、どんな経験を積むかというものだと捉えがちですが、

小田木さん曰く、生まれてから今まですべてが「キャリア」であり、自分の人生を振り返った時に、見えるものがすべて「キャリア」なのではと。

つまり、キャリアとは歩き続ける「道」のイメージであり、優劣を評価するものでもないというのがキャリアのイメージだそう。

女性であれば、子育ても家事も、立派なキャリアとして捉えることができれば、「私なんて」と他者と比較せずに、自信にも繋がりそうですね!

■場所は変えなくても見える景色は変わる

子育てや介護で離職したときに、再就職を目指してリスキリングする場合など、スキルを身に着けて新しい場所で働く事を「リスキリング」と定義されることが多いです。

しかし、「リスキリング」を通して、働く場所は変えなくても、見える景色は変えることはできるのではないかと思います。

そしてもし、仕事を変えていきたい、新たな仕事を得たいと明確に思っているならば、その場合は、目指したいゴールから逆算して考えていくのが良いのではと小田木さん。

例えば、自分の地域にはどんなニーズがあるか、そして、なるべく自分に近いニーズを見つけて、「何を学ぶのか」を決めていくのが一番合理的だし、「これなら頑張りたい!」と思えるものから考えていくということが大事なのではとのことでした。

自分にとっての「豊かさ」や「望ましいキャリア」を考える際に、選択肢が増えるほど、他人の基準ではなく自分自身の軸で判断することが必要になってきます。

そして、「世の中で求められるニーズ」と「自分が実現できる事」との間にはギャップが存在しています。

改めて、ニーズのギャップを明確にしていくために、「地域企業の声」や「本来のニーズ」を集めていくこともやはり必要だと感じました。

#1⑥第6弾【拝啓、10年前の私へ|子育世代のタイムマネジメント】

第6回目の配信のテーマは、
【拝啓、10年前の私へ|子育世代のタイムマネジメント】です。

日々仕事や子育てを頑張っている女性や、これから仕事も子育ても両立して頑張っていこうとしている女性。

いつかの為に持続可能な働き方、両立の仕方を知りたい、などそんなすべての女性に向けて、持続可能な暮らしにつながる「タイムマネジメント」のヒントをお届けしていきます。

■拝啓、10年前の自分へ

持続可能な働き方のために必要な、仕事・家事・子育てでのタイムマネジメントについて、小田木さんに伺いました。

まずは、女性が心も身体も健康に持続可能に働くこと・頑張ること、とは何か、そのカタチの一つは「助け合う(ヘルプシーキング)」ということ。

一人でやれることには限界があります。「助け合う」つまり、「頼るし」、「頼られる」ということを「ビジネススキル」として実践していくことで、時間の壁や、自分の持っているもの(できる事・得意な事)の限界を超えていくことができる、

そして、職場だけではなく、家族もチーム、その家族というチームで連携することで、一人で出せる以上の成果を出すことができると小田木さん。

おそらく、自分一人で抱え込んでしまって、何とかしなきゃと思っている人も多いと思います。

「チーム」で助け合うというカタチで、心も身体も健康に持続可能に頑張り続けることができそうです!

今回の対談では、10年前の自分に届けたいという話題にもなりましたが、ぜひ、「今」一人で頑張っている女性に「助け合う(ヘルプシーキング)」というカタチを届けてあげたいと改めて感じました!

■子育て世代のタイムマネジメント

仕事も、家事も、育児も「全部大事にしたい」と思った時に、「全部きちんとやらないといけない」かというと、それは決して、イコールではないと小田木さん。

特に、子育てしながら働いている「両立期」は圧倒的な時間不足。そんな時に、全部きちんとやるというのは無理ですよね。

そんな時は、前提として「圧倒的な時間不足である」という事実を受け入れて、まずは1つ選んでそれに集中する、そして、集中できないことは諦めるくらいで良いのではと。

例えば、朝の時間に頭の中の整理やいろんな事をやりたい小田木さんは、夜のやりたいことを手放しているそうです。

そして、手書き手帳、ノート派の小田木さんは、集中したい事を考えるときもメモを残し、その時に、諦めて手放した事も忘れてしまわないように、メモがどこかに残っている状態になっているそうです。

メモに残して、頭の中から諦めたことを一旦手放すことで、きちんと集中して目の前のことに取り組むことができるんですね!

■一歩踏み出すための「パワー」

最後に、女性が様々なことに取り組もうと思ったとき、いろんな障害があったり、なかなか「パワー」がないと一歩踏み出せないと感じている人がいると思います。

そこで、子育てや仕事など今まで様々なことに取り組んできた小田木さんは、どこから「パワー」が生まれているのか伺ってみました。

自分がどうしたら良いコンディションで仕事が出来たり、いろんなことを決めたりできるのかなど、自分が最高のパフォーマンスを発揮できる状態自分で知って、そのための生活サイクルや気持ちの持ち方を維持できることも、一つの持続可能性なのではと。

そして、踏み出すパワーを充電する(元気な状態にする)という発想もあるけれど、目の前にあるものの、ハードルを下げて、踏み出してみるというのも一つなのではとの事でした。

パワーを持って踏み出すことも大事ですが、無理せず、ハードルを下げて、試しながら進めていくことも大事ですね!

まとめ 

ここまで、全6回に渡り、小田木さんとの対談をお届けしてきましたが、改めて、「まず自分を知る=自分を理解する」ということが、持続可能な働き方・頑張り方のスタート地点なんだと感じました。

そして、今後もGlobal Voices, Local Diversityでは、今回頂いた視点を持ちながら、地域で頑張っている女性のお話を、今後もお伺いしていきたいと思っています。



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