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学生の挑戦心レポ④ ~大好きな地元秋田で、視野を広げた1ヶ月~

今回の「学生の挑戦心レポ」は、2019年春(当時大学1年生)の時に秋田県雄勝郡羽後町の企業「農業生産法人 株式会社そば研」でインターンシップをした、大山智世さんです。
インタビューを担当してくれたのは、当法人に2020年3月8日~14日にインターンシップしてくれた、秋田県立大学に通うの長沢咲希さんです。

大山さんがインターンシップに挑戦し、インターンシップ期間からその後にどのような変化があったのかを長沢さんがインタビューしてくれました。

大山さんが取り組んだインターンシッププロジェクトは、「農家の後継者問題へアプローチ! 「農家への情報収集」と「新規就農者希望者へ向けた情報発信」でした。詳しい内容はコチラから

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長沢)大山さん、はじめまして!
まず、最初に、インターンシップに挑戦しようと思ったきかっけを教えてください。

大山)1年生の春休み期間は、時間を有効的に使いたいと思っていたこと、また、わたしは将来、地域創生系の職業に付きたくて、地元秋田県で貢献できる知識などを身に着けたいと思ったからです。

大山 長沢

長沢)大山さんが参加したそば研さんのインターンシッププロジェクトを選んだ理由は何ですか?

大山)地元の秋田でインターンシップを募集していることを知り、その中でそば研さんのインターンシッププロジェクトを見つけました。このプロジェクトにした理由として、新規就農者の不足という大きな問題を抱えている地域は多く、その現場に行くと何か学びがあるのでは無いかと思ったことが大きかったです。

長沢)現場で経験や学びが得れるということからですか!
インターンシップに挑戦するにあたり何か不安はありましたか?また、その不安がどのように解消されましたか?

大山)最初に思ったのは、「インターシップそのものが初めてということ、一ヶ月という期間への不安がありました」。その中で「インターンシップ先の人と仲良くなれるか?」という不安、また、わたしは参加したインターンシップが2名で取り組むことになっていたので一ヶ月間「二人でやっていくことや」、「一緒に取り組むインターン生との共同生活が上手くいくか?」、「プロジェクトもすこし難しく感じていた」のでその部分にも不安を感じていまいた。

長沢)二人で同じインターシッププロジェクトに取り組まれたんですね。二人で取り組むことや共同生活するという部分への不安はどのよう解消されましたか?

大山)自分的には、一人の時間が必要と感じていました。なので、あえて自分でその時間を取ったり、業務上でもミーティングの時間を決めて、自分の時間や作業と二人でやったりなどしたことで解消されていきました。

長沢)インターシップをやっていく中で分かってきた感じですか?

大山)
ですね。やりながら分けていきました。

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長沢)インターンシップ先の人と仲良くなれるか?といった部分に対してはどうですか?

大山)とりあえず自分から話しかけていきました。でも、わからないことをしつこく聞くことは失礼だと思っていたので、わからないならわからないなりの色んな聞き方をするなど、積極的に話しかけていきました。
インターシップ先の方からも業務外の時間に遊びに連れて行ってくれたりしたこともありみなさんと仲良くなれました。

長沢)インターン先の方との交流が結構多かったんですね。

大山)そうですね。積極的に色んなところへ連れて行ってくれたので、休みをインターン先の方と過ごすことは多く早い段階で仲良くなれました。また、遠方へも連れて行ってもらい休日を楽しませてくれました。

長沢)すごい楽しそうですね!
プロジェクトが難しいと感じていたというお話しでしたが、そこはどのように解消されましたか?

大山)プロジェクトをやっていく上で、ちゃんと業務こなせるか?といったところは、結果として、求められる成果のために色々調べていってる間に解消されていったという感じですかね。

長沢)参加前に自分のどの部分がプロジェクトに貢献できると思いましたか?

大山)Excelの情報分析とかは得意だと思っていたので、その部分は貢献できると考えていましたが、実際にインターンが始まると、一緒に取り組んだインターン生の方が得意だったりしました(笑)。なので、その部分も学ぶことができて…
逆にプロジェクトに貢献できると思っていた部分をもっと成長させることができました。

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長沢)インターンシップへ参加を決める際、その期間においてインターンシップと天秤にかけたことや、あきらめっちゃったことはありましたか?

大山)参加したインターンの時期は、サークルの合宿時期と被っていたので、そっちは断るとか、インターンが終わったらすぐ大学がはじまるので長期の旅行の計画を断念したなど、楽しみが減った状態になっていたんですが、先ほど言ったようにインターン期間でもインターン先の方が休日に色んなとこへ連れて行ってくれたので結構楽しめたかな

長沢)インターンシップ期間の中で、天秤にかけたコトが得られた感じですか?

大山)振り返ってみるとそうです。その時期の中にやりたいと考えていたことの一部をインターンシップ期間で得られたことは良かったと思います。

長沢)参加したインターンシップ全般を振り返ってみて、その期間は最適だったと思いますか?

大山)プロジェクトの内容的には難しかったので、成果を具体化するには長期を見積もった方がいいと思いました。一方で、もう少し短くても良いかなと思った部分もあります。
目標を具体化して結果として現れるような長さだと2週間くらいがいいのかなとも思っています。

長沢)インターンシップを通して自分を成長させるには、目的があってそこに向かっていくには2週間くらいといった感じですか?

大山)1ヶ月というサイズはやっていてすごく長く感じたので、もう少し短くてもいいのかなと思いました。
その春休みは別のことにも手を付けたいという思いもあったので、そういう部分において短めで、別のことにも使える時間を作っておく部分として短くてもいいのかと感じました。

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長沢)大学生活においてインターンシップへ参加する時期としていつが適切だと思いますか。

大山)わたしは、1年生の早い時期にやって損はないなと思います。できるなら1年の夏とかでもいいかな。

長沢)それ思う理由は何ですか?

大山)インターンシップをしたことで学ぶことは多く、それを終えてやりたいことが増えてくると感じています。実際、わたしもそうで、早めにやるほうが、その後の大学生活の長期休みを有効に使えると思います。

長沢)何かやりたいことができてきたんですか?

大山)インターンシップした時は、地元の秋田をもっと知るという感覚でしたが、単純に別の地域をもっと見てみたいと思っています。
東京より南(西)の方に行ったことがないので、単純にそっち方面でインターンシップしたいと感じています。

長沢)インターンシップ参加前にインターンシップに期待したことと、実際に現地に行ってインターンシップをおこなう中で感じたギャップはありますか。

大山)参加前は、あまり何も考えずに行っていました(笑)。何ていうか…そこまで想像ができなかったんだと思います。何をするかとかの工程が考えられなかったです。一体何をすればいいんだろうといった感じだったので当時は、あまりつかめていなかったですね。そういう部分も不安だったかもしれない。
始まってから過程の部分ですごく大変だなと思って、ちゃんと最初の時点で計画を練っておくべきだなと感じました。
終わってみたら、インターンシッププロジェクトの内容以外の部分の生活や計画性、私生活のこととかでも学ぶことが多くあって、プロジェクトで得られるだけの学びじゃなかったかな。
私生活の学びも多くあったのと思います。そこがギャップといえばギャップですね。

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長沢)先ほど、最初から計画を練れてなかったというお話しもあったんですが、インターンシップ期間およびインターンシップの後で、自分の変化や成長を感じられましたか。

大山)パっと、思いつかないんですけど、情報って大事だなと感じました。今まで同世代とかとしか話してこなかったんですが、このインターンシップを通して、農家さん、役所の人、ほかの会社の人、地域で中良くしてくれた人とか色々な世代の人と関わったんです。そのような人たちとの関わりの中で必然的にコミュニケーション能力が身に付いたと感じています。同世代同士だと今までのコミュニケーションの取り方で通じるけど、その取り方を高齢者方などにしても通じないことがあって、違うコミュニケーションの取り方が必要なんだなといった部分に気づきました。身に付いたというか、気づけたことを学んだという感じかな。
なので、今まで同世代としか、話してこなかったので情報量が少なったなと思いました。違う世代の人と話すことで「こういう考えを持った人がいるんだな」と感じたりして、視野が広くなったのかも。

長沢)高齢者方などにしても通じないことがあって…、という部分をも少し具体的に教えてもらえますか?

大山)例えば、わたしは秋田の地元で叔母ちゃんと話す機会もあったのですが、インターンシップを通して、“今はやらないが昔はやってたこと”や“昔の食べ物”など、その世代だからわかるような会話で広げて、親しくなって仲良くなってくみたいな感じです。
今は逆に、自分より更に若い人小学生とかは会話が難しくて…(笑)


長沢)共通の話題を探したりして会話するのがポイントって感じですか?
大学生活に戻ってからも以前と違うと感じる部分がありますか?

大山)インターンシップをきっかけに、いろんな人ともっと話したい欲が強くなってます。
わたしは、秋田でインターンシップをコーディネートしていただいた団体も参加されるインターンシップのフェアをお手伝いしているのですが、そのフェアで他地域のコーディネート団体の方たちへも、その地域について話したりとかするのが楽しいなと思えるようになって、積極的にお手伝いなどに参加しています。

長沢)すごい変化ですね!
ではつづいて、参加したインターンシップやプロジェクトにおいてどのような部分にやりがいや達成感、満足感などを感じましたか。

大山)数字とか具体的に成果として大きなモノを出せなかったので何とも言えないんですが…(笑)
わたし、今の大学に入ったのも地域創生をしたいってことがきっかけなんです。実は、秋田に戻って就職したいという気持ちがあって、秋田についてもっと知っとかないとということもありこのインターンを選んだ部分もあります。地元の県北ことしか知らなくて、県南地域のことを知らないことに対して、今、知ることができてることが、自分の中でうれしいのでそういう部分は、やりがいだったののかな。

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長沢)地域が違うことで、驚きとか発見とかありましたか?

大山)羽後町が、すごい豪雪地帯だとか知らなかったのですし、農家さんが県北より多いイメージを持ったし、県北とは違った農作物も育てているんだ!とか発見がありました。

長沢)インターンシップ期間、または、終了後に自分が気づいた企業側の変化はありますか?

大山)そば研さんは、当時ホームページ上でのブログ更新は頻繁にしておられたのですが、アクセス数が少なく、プロジェクトで期待されている成果の部分でブログページを別のブログサイトまたはSNSへ載せ替えし、ホームページへの誘導おこなうという部分で、Facebookを開設しました。そこで、動画やわたしたちの感じたことなどの情報発信もしたんです。
Facebook開設時は少なったアクセス数も今は多くなってきていて、そば研さんにダイレクトにメッセージが来たりしていて繋がりが増えてるなと思ってます。

長沢)それって、すごい変化をもたらしていますよね!

大山)いえいえ、成果としては、あまり貢献できていなったなーと思う

長沢)インターンシップの経験が、その後に学生生活など役にたったことはありますか。

大山)コミュニケーションのスキルかな。また、私生活の部分でも時間の使い方を意識するようになりました。

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長沢)もう一度、インターンシップをやるとしたらどのような経験をしたいですか。また、インターンシップのほかに経験したいと思うことはありますか?

大山)イベントをしたい!

長沢)イベントの企画とかですか?

大山)はい。企画とか、あまりしたことがないので、インターンシップでおこなう内容として、企画を考えるといったことをやってみたい。

でも、今はインターンシップにいける時間がなくて・・・
人を動かせる企画力を身に着けたいと思っています。

長沢)そのような経験ができるインターンシップを通して企画することを経験してみたいんですね。

大山)そうですね。今後、時間を作って挑戦したいです。わたしは普段の学生生活で自主的に身に着けるというより、インターンシップように半ば強制的に経験するようなことろから携わっていってといったタイプなので、そのようなインターンシップができる経験をしたいですね。

長沢)まだインターンシップをしたことのない学生におススメしたいインターンシップはありますか。

大山)インターンするプロジェクトの内容にもよるんですけど、私は、1dayは無いなと思っていて、せめて1週間くらい、2週間くらいのサイズがベストかな。
他のインターンにいった経験が無いからあまり詳しく言えないんですけど、短すぎると同じプロジェクトに臨む学生やインターン先の方々と仲良くなれないと思います。1日・2日とか時間をかけてコミュニケーションを図り、そこからプロジェクトに取り組んでいくので、最低1週間くらいがいいと思います。

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長沢)都市部で参加するインターンシップと大山さんが参加されたような地方へ一定期間住込みしておこなうインターンシップの魅力の違いは何だと思いますか。

大山)地方でやってるインターンシップに参加するとインターン先の方々以外にも色々な人と関われるが魅力だと思います。また、行く地域によって問題も課題も特色が違うでしょうし、それに対するアプローチに「こういうやり方もあるんだ!」と、感じれるところではないでしょうか。いろんな地域の取り組みを知れるところも魅力だと思います。
東京でも、いろんな地域の取り組みを知ることができるイベントなどがあるので、それが楽しかったりしてわたしは参加したりします。

長沢)わたしは、今、秋田に住んでいるので、都市部で色々な人が集まるイベントに参加して吸収できるのは羨ましく思います。

大山)でも、わたしは秋田が性に合っているのですぐにでも帰りたいですけどね(笑)

長沢)秋田に帰りたい欲すごいですね!

大山)でも今は、帰りたいけど帰れないんで…(笑)

長沢)アルバイトで働くこととインターンシップで働くことの違いは何だと思いますか。

大山)アルバイトは決められた業務を淡々とこなすとかで、インターンシップは、やり方は決められてなくて自分で考えて動くという感じではないですかね。

長沢)大山さんにとってインターンシップは、どんな経験や価値になると思いますか?

大山)成長かな?視野が広がる、広げる。新しいものが見えてくるような成長。
インターンを通して自分の考えていたこととは違う考えの人と出会い、またそれとも違う考えの人にも出会い、その出会いを通して、「自分って、こういうのじゃダメなんだ」というのを思い知ったし、知らないことを知れて視野が広がったという経験をしたし、それが自分とっての価値になっています。

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長沢)質問は以上ですが、他にお伝えしたいことなどありますか?

大山)超個人的なことなんですけど、「もっと若い人に地方を知ってもらいたい!」と単純に思っています。観光地だったら遊びに行く機会も多いと思うんですけど、秋田県って来なくないですか…?
友達と遊びに行く先の話をしていると、しょっぱなに「東北は無いな」ってなる。それが悲しい…。もうちょっと地方を知って欲しいし、来てほしい!確かに、東京にはいろんなものがあるんですが、秋田や地方にしかないものも多くあります。それを知って欲しいと思います。

長沢)大山さんの秋田愛がスゴイ!本日はありがとうございました。

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大山さんお忙しいところお時間をいただきありがとうございました。

インターンシップ中の経験から自分の視野が広がり、新しい世界が見えてきた大山さんが今後どのような活躍をされるか楽しみですね!

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