30. 【房総半島1周の旅】外房線&内房線に揺られながら房総のこれからを考える
みなさんこんにちは!ミライノラボ学生研究員の鈴木です。
6月、友人と外房線・内房線を乗り継いで、房総半島を日帰りで1周してきました。
今回は、その時感じた房総観光のこれからについて考えを巡らせたいと思います。
日帰り&電車で房総半島1周ってできるの?
と思われる方もいるかもしれません。でもできるんです。
千葉県の房総半島にはいくつかの路線が走っており、その中にJR外房線と内房線があります。
JR外房線は太平洋側沿いに、JR内房線は東京湾側沿いに、千葉駅から安房鴨川駅を結んでいます。
さらに直通列車もあるので、外房線・内房線を使えば千葉から房総半島を1周することができるんです。
今回はところどころ途中下車をしながら、約8時間かけて房総を巡ってきました。
房総観光に電車は向いているのか?
房総を観光する時、圧倒的に車を利用する人が多いように感じます。
東京から1時間で到着することもあり、利便性の面からも車はピッタリです。
一方で電車を利用する方はあまり見られず、天気の良い土曜に訪れましたが、観光客は2両編成の電車に20人程いるかどうかでした。
房総観光の交通手段として電車は向いているのか。
今回電車を利用してみて、私は電車での観光は人気が出ると思いました。
というのも…
岩がちの山と海の距離が近いという地理的な条件からか、特に外房には駅から歩ける範囲に観光スポットが固まっています。
例えば、三大朝市として有名な勝浦の朝市も、地域の海水場までも、大体が駅から徒歩10分以内なんです。
他方、開けた土地の内房にはシェアサイクルを設置している場所も多く、十分観光スポットを巡ることができます。
そして、電車を降りてから観光スポットまでの道中は細い路地が多く、歩いていると地元の雰囲気を肌で感じます。
こじんまりしていて、でも個性的なお店や、地元の人が集まるご飯屋さんなどなど。
房総は歩いて観光するのが好きな方に刺さる場所な気がします。
もちろん、車でのドライブにも最高の場所です!
以前千葉大でも、JAFさんとコラボしたドライブコースがあるので是非ご覧ください。
車の良さもあり、電車での観光の良さもある房総だからこそ、電車を利用した房総観光の可能性を感じました。
房総はエモい
駅のあるほとんどが港町である房総。
大きな駅を除くと多くの地域が似たような風景をしているように見えました。
そして、1時間に1本の電車との兼ね合いを考えると、気軽に途中下車をするのが難しい…
鴨川や勝浦など有名観光地に向かうまでに下車せず、似たような小さな港町をスルーしてしまうなんてことも起こっていそうです。
ただ、房総電車旅一番の醍醐味は、電車から風景を見るまで知らなかったような小さな港町。
なんといっても、青春映画に出てきそうな、エモい風景が多い!
堤防に高校生が仲良く座っている風景や、透き通った海とあおぞらのコントラストは映画そのもの。
狭い路地の趣ある雰囲気も、港町ならではのエモい風景です。
一見似たような風景の港町でも、海岸の様子は全然違うし、やはり歩いてみなければ感じられない、その土地のエモさは場所それぞれです。
実際に旅行してみて、もしかしたら、観光客はどこで降りたらいいんだろうか…?と悩む方もいるのではないかと感じました。
そんな中が見えずらい港町に観光客の方が気軽に降り立てるよう、各駅周辺の魅力がわかるパンフレットなどがあると、海水浴だけでない房総のエモさが伝わると思います。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
観光地としても名のある房総だからこそ、“鉄板の観光スポット”が出来上がっていると思います。
ですが、それ以外にも本当に魅力のある場所があり、眠っている房総に可能性を感じる旅でした!
次回の記事もお見逃しなく!
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