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20. 廃校・空き家にアート現る ~いちはらアート×ミックス2020+ 後編~

様々なテーマのアートに触れたり、道中おいしいものを食べたり。
大学生2人が自由気ままに市原内陸部を駆け巡った、いちはらアート×ミックス2020+レポート。
今回は後編をお届けします!

はじめに

こんにちは!学生研究員の鈴木です。
11月19日〜12月26日の期間開催されていた、いちはらアート×ミックス2020+
今回は前編の続き、月崎駅からのスタートです。

↑前半の記事もぜひ!

③14:00 月崎駅

旧平三小からシャトルバスを利用し月崎駅へ到着。
駅周辺は、周囲を山に囲まれ、ゆったりとした時間が流れていました。
そんな中現れたのがこちらのアート。

月崎駅

木村祟人さんの森ラジオ ステーション×森遊会という作品です。

外装が苔で覆われた小屋の中に入ると、もくもくと煙が漂い、さらに進むと何やら小鳥のさえずりが。
実は、小屋内では「森ラジオ」としてリアルタイムの森の音が流れていました。
こちらの森の音は常時ライブ配信されていますので気になる方はぜひ!

森ラジオ

そして、小屋の中では森遊会のお父さんがクロモジ茶を振舞ってくださいました。
ところでクロモジってご存じですか?
市原周辺の森に多く生えている、よく楊枝につかわれている木なのですが、その木を煮出すとおいしいお茶になるんです!
温かいクロモジ茶を飲みながら、お父さんと楽しく会話タイム。
初対面とは思えないようなフレンドリーさで、市原の人って本当に包容力がすごいな…と再確認した時間でした。

おじいさん

④15:00 旧里見小学校

校舎の2階にあがり現れたのは和の空間。
木の内装に心が落ち着く中、その先に見えたのは「おかしのはなし」の文字。
机の上にはさまざまなお菓子が並んでいますが、実はこのお菓子たち、全部房総のお菓子なんです。

お菓子棚

その土地の銘菓を買うと必ずと言っていいほど同封されているしおり。
そこには、土地の歴史や風景が凝縮して詰まっています。
そんな土地のガイドブック的なしおりをお菓子を食べながら紹介していただくのが、このおかしのはなしです。

今回私たちは最中と焼き菓子をチョイス。
お菓子のおいしさはもちろんのこと、お話を伺うことで忘れられない味になりました。

お菓子

⑤16:30 上総牛久駅

旧里見小学校からバスと電車を乗り継いで最終目的地上総牛久駅に到着。
駅前にある牛久商店街は、ミライノラボメンバーが何度もお邪魔している場所です。
そんな商店街の空き店舗を利用して展示されているアートがこちら。

名画

世界史選択の人なら見たことのある絵画もあるのではないでしょうか。
世界の様々な名画を一つの空間に集めた、その名も牛久名画座。
日本にいながら、様々な国に所蔵されている絵画を超至近距離で見れてしまうなんて機会はないのではないでしょうか。
豪華絢爛な雰囲気でこどもたちにも人気のアートでした!

その後、駅のなかにあるドリンクスタンド牛久にカフェを作りたいんださんに。
おいしいコーヒーとレモネードが頂けるこのお店。
ぜひ、小湊鉄道に乗る際は訪れてみてはいかがでしょうか?

カフェ

ここで、私たちのアートミックスの旅は終了!
1日で30以上のアートをめぐる怒涛の旅でしたが、どのアートもそれぞれ唯一無二の作品で、色々な感情を体験した一日でした。
そして、アートはもちろんのこと、心温まる風景やひとに出会えた、市原まるごとを感じる旅でもありました。
アートが人と地域をつなぐ、を実体験できた時間だったと思います!

今からでも遅くない!?市原でアートを体感しよう!

今回のいちはらアートミックスは終了してしまいましたが、いちはら×アートを体感できるチャンスはまだまだあります。

今回は2つご紹介します!

➀ARS TUKIDE みんなでつくるがっこう 月出公舎
2/11から「旅」をテーマにしたメキシコとの国際交流展が月出公舎で開催されます。展覧会初日にはトークショーもあり、併設するカフェでは展覧会に合わせたスイーツを頂けるとのこと。是非この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?

②アートインレジデンス
牛久商店街で見ることのできるアートも必見!
商店街の店先にはそのお店にまつわる「のれん」が掛けられています。実は私たちミライノラボの学生が制作をさせて頂きました!大学生が何度もお店の方とお話をして表現したのれん。ぜひ“のれん歩き”をしてみてください。その他にも、超有名なトイレや体験型アートなど盛りだくさんです。

終わりに

お読みいただきありがとうございました!
いちはらアートミックスは展示会場のほとんどが廃校や空き家です。
今至るところで社会問題になっているこのキーワードに対し、一つの持続可能な解決策の提案をしているイベントでもあるのではないでしょうか。
アートも、様々なバックグラウンドの人が「格差」や「環境」をテーマに表現しており、ステレオタイプを取り除いた新たな視点の学びを得られた機会でもありました。
この記事をきっかけに、次のアートミックスにいってみようかな?なんて思っていただければ幸いです。
ぜひ、市原まるごとを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか?

↓他の牛久の記事はこちらから~


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