見出し画像

人気のさつまいも!(農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。今日はさつまいもの話。最近、焼き芋がブームですよね。確かに甘くておいしい焼き芋。考えてみればスイーツが山ほどある時代に多くのスイーツを押しのけて(?)、焼き芋がブームとなっているのはすごいと思います。今やコンビニでもレジ横に焼き芋が並んでいます。

日本農業新聞記事

実は焼き芋は何度もブームを定期的に繰り返しているといわれています。第1次焼き芋ブームは江戸時代後期。当時は砂糖が貴重だったので甘くて安い焼き芋は人気となった。第2次ブームは明治から関東大震災頃、第3次ブームは1951年から1970年頃まででこの時期に石焼き芋の引き売り屋台が登場したらしい。そして2000年代から始まった第4次ブーム。この第4次ブームが現在まで続いています。
第4次ブームの鍵になるのが、新しい品種の開発。従来まではさつまいもといえば鳴門金時など「ホクホク系」でしたが、この時期に安納芋や紅はるかなど「ねっとり系」が現れて時代にマッチしたことです。(私の子供のころは鳴門金時が主流だった記憶があります)

ウェザーニュースサイトより

さらに焼き上げるオーブンなどの技術が確立したことも甘みを引き立たせる重要な役割を担っています。よい焼き方とは、まずイモ自身の酵素による糖化作用をよく進ませることで、急加熱は好ましくないです。トンネル式オーブンでは入口付近の温度をやや低めに設定するとか、ラック式オーブンでは初期の温度上昇を緩やかにする、などの工夫がなされています。
また熱が組織の中まで深く浸透することを期待し、遠赤外線を発するような工夫も行われています。このような気づかないところでの技術開発もあってさつまいもは非常にブームになってきました。

また焼き芋だけでなく大学芋もさつまいもの加工品としては定番で非常に人気があるとのことです。

さつまいもは痩せた土壌でも栽培でき食料としても非常にありがたい存在であり、加えて甘くておいしいので非常にありがたい農産物ですね!



【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL:t.ogawa19720117@gmail.com


【関連記事】-----------------------------------------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?