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横のつながりが栽培技術を進化させる! (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。
日本人は修行や下積みなど苦しいことを我慢して行うことを美学としてとらえるのが好きですよね。ですから自分もコツコツを積み上げてきたのであるから、若い人にもそう簡単にノウハウは教えず、自分で学び会得せよ、、、と。
確かに自分で苦労して学んだ方がしっかりと身につくというのも一つの正論です。

しかし、農業って習得するのに非常に時間がかかる職業なのですよね。露地栽培なら一年一作という状況ですし、施設栽培でも一年で何作もできるわけではなく、経験値を積み上げるには非常に時間がかかります。
栽培にはイレギュラーなトラブルは普通に起こることなので、本当に経験を積んで技術を習得するまでには相当の時間がかかります。
何シーズンも栽培がうまくいかないことが続くと、農業を続けていくことが経営上できなくなってしまうかもしれません。
 
ですから、人の経験値を自分のモノにしていくことが大事ですね。そのためには横のつながりがKEYになります。地域の先輩、仲間などとのコミュニケーションを通じて、他の農業者の経験や情報を自分のものにしていけるようにしていきましょう!

そのためにも自分の畑に籠ることなく、仲間と情報交換ができる機会に積極的に飛び込んでいくことが大事です。

今はネット時代。仲間など横の繋がりをつくりやすい環境はあります。

インターネット出現前は特定の人間だけが技術や情報を独占しブラックボックス化することが成功へとつながりましたが、インターネットの時代にはオープンイノベーションが前提となります。

例えば誰かが新しい栽培のメカニズムを発見したり、新しい肥料などを作ったのならば、それは公開してしまってみんなで改良したり新しい組み合わせを考えたりして、さらに新しいものを作るというのがオープンイノベーションです。

情報や権利のブラックボックス化などとは正反対の考え方です。

各々の経験や知識の上に自分の知識・経験を積み上げ新しいものを構築していくことが技術の進歩の近道です。

ただし、そのためにも重要なことはまずは自らが情報を発信することです。情報をもらうばかりでは横のつながりは長続きしません。まずは自らが情報の発信を行い、情報を与える側になることが情報ネットワークを長続きさせるコツであり自分の栽培技術を進化させるコツです。

【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com

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