京ちゃんの子育てコラム〜読解力・語彙力をつけるには?幼少期からの経験の積み重ねに勝るものなし!〜
こんにちは!
脳科学と臨床心理学に基づいた子育てで
ママ、パパを楽にしたい!
イトウ京です!
さてさて
師走です。慌ただしい日々、どうか体調に気をつけてご自愛くださいませ!
■音を言語で表現するということ
忙しいママ、パパは、日常の「音」を言語で表現することについて改めて考える、などということは皆無でしょう!?そうでもない?
師走はいつもよりも更に「バタバタ」と過ぎますね~。
最近ニュースになった【読解力の低下】は、まさに!幼少期からの言葉と経験の繋がる体感の積み重ねが減ったからだと考察します。
私は信州八ヶ岳の麓で育ちましたので
今、マンション暮らしをしている我が子よりも様々な感覚を体感してきていると思います。
例えば、マンションは気密性が高く、朝もそれほど冷えませんが、
山の朝はまさに「しんしんと」冷えるのです。
また、臼と杵を使ったお餅つきを見たことがありますか?
ショッピングセンターのイベントとかであるかな?
お餅をつく音。
「ぺったんぺったん」
その文字を見るだけで私は、お餅の粘り具合や湯気が立ち上る様子、美味しいお餅を楽しみにする温かな雰囲気まで想像できるのです。
安心してください。
無理して極寒の田舎に行かなくとも、餅つきをしなくても(笑)
読解力、語彙力は育ちます。
よい絵本+実体験+声かけが大切です。
■絵本から広がる世界
例えば、
今ラボキッズでお子さまたちに読んでいる絵本を読んでみてください。
この写真の絵本は「おいしいおとなあに?」という題名で、様々な動物たちが色々な食べ物を食べている場面を、色んな「おいしいおと」とともに描いています。
例えば、麺を「つるつるー」と食べれば、ジュースを「ごくごく」と飲んだり、食べ物に関する音がたくさん出てきます。こどもたちは読みながら、この食べ物はどんな音がするのかなと想像するだけでなく、この音はどんな食べ物だろうと想像します。
ラボキッズではご飯を食べる前にこの絵本を読むことで、こどもたちの「食べること」への興味を引き出すと同時に、色々な音に触れることでこどもたちの想像力を刺激しています。
■オノマトペと感性
このような「擬音語」、いわゆる「オノマトペ」は日本語では特に多様な表現があります。
つまり、日本には、同じ音を様々な表現で受けとる感性が豊かな言語の歴史がある。だから、日本語は難しいと言われる。
小学校で音読の宿題でもたくさん出されています。聞いて、読んで、その表現が実体験につながりピンとくるか?それが身に付いていれば、すべての教科の基盤である国語は得意になります。
難しいことはありません。
日常生活の中で水が落ちる場面はたくさんあります。
それだけでこんなに豊かな表現があるのです!
■実体験と声かけの大切さ
絵本でさまざまな表現を学んだあとは、是非、おうちでも、
「シャワーの音ってどんな音?」
って聞いてみてください。正解はありません。
ジャージャー、しゅわしゅわ、等々……
「ママはこんな風に聞こえたよ~」なんて楽しんでくださいね。
そんな少しの声かけがあるかないかで、
読解力、語彙力の差がついていきます。
「バタバタ」と忙しい毎日だからこそ、
ほっと一息、日常の音をお子さまと一緒に楽しんでみてくださいね。
脳科学・臨床心理学アドバイザー イトウ京
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