今週のラボキッズのセカイ〜りんごの木からつながる〜

■りんごの木からつながる

今月から始めた「たべものラボ」ですが、今年の夏の「むしラボ」から使っている木を早速リメイクして、りんごの木にしました。

先月、先々月と「はがすと貼る」という動きが多かったので、今回は「引っ張る」など動きに変化をつけていきました。
単にりんごの木を作るのではなく、りんご自体にも工夫をしています。りんごの芯はカラーボールで、ある程度の強度と掴みやすさ、その周りに毛糸でぐるぐる巻きにして触感にも変化をつけて五感を刺激するようにしました。

それを、クリップとひもて吊り下げて、本当に木になっているようにアレンジしました。触れば揺れるし、掴めば採ることができる。下の方は採れても上の方は採れないようにしているので、がんばって背伸びをしてみたり、台を持ってきて試してみたり、自分たちで考えて取り組んでいます。

りんごという設定なので、「投げたら割れちゃうよ」とか、「たたいたら悪くなっちゃうよ」と声掛けをしていくことで、食べ物を大事にするという気持ちを育てて欲しいと思っています。

むしラボの時もそうだったのですが、ラボの中で経験したことを外でも試したくなるようで、散歩の時に「りんごを探しに行こう！」とすごいやる気になって探しに出る場面も。結果りんごはなかったのですが、目的をもって外に出るということも楽しんでいるので感心しました。

まだ設置して一週間ですが、りんごを取って料理に使ったり、おままごとと同じように「どうぞ」と持ってきてくれたり、こどもたちの世界が広がっている様子がうかがえます。

それと一緒に「ラボファーム」という手作りの畑も作ったので、そちらの活動については次回報告したいと思います。

MIRAI LABO∞KIDS所長 林