いつかのあなた
今日の朝、二度寝をしてしまって
その二度寝の短い時間に夢を見た。
久しぶりに覚えている夢を見た気がした。
なぜか場所はどこかの海外の
ショッピングモールのようなところで
友人とはぐれたのか私は1人だった。
夢の中の世界は何をやってもうまくいかない。
着替えようとしても思うように
ちっとも着替えられない。
友人と連絡を取りたくても
思うようにメールも打てなくて。
困っているわたしが異国の地で
偶然出会ったのが、昔好きだった彼だった。
彼はわたしのそばにいてくれた
ゆっくり落ち着くまで
わたしを見守っていてくれた。
わたしが友人と連絡がついた頃、
彼は見届けるように去っていった。
ありがとう!とか
わたしは何かを声をかけられたのかな…
その辺の記憶はあいまいで、
背中を見送るところで起こされて目を覚ました。
懐かしいような切ないような
その人とはずっと一緒には
いられない人だった。
楽しかった時間もたくさんあったけど、
たくさん言い合いもした。
そしてよく泣いた。
自分勝手で強引なところが嫌いだったけど
それでもその人のたくましくて
優しい部分も知っている。
いつかのその人は
夢の中でもやっぱりたくましくて、
わたしのそばにただいてくれる
優しさをもっていてくれた。
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