見出し画像

気が抜けない

やっと私の今週が終わった。
久しぶりの土曜出勤。
長い長い6連勤だった。

帰りの電車。
疲れ果ててる気分の中
隣に座ってる人がこっちに向けて
足を組んでるのが気になって気になって…
狭い車内そんなに足組まなきゃいけない?
壁側でなく私の方に組んだ足を
向けっぱなしにするのね…
よくある事だけど、そんな見知らぬ
お隣さんの気遣いのなさに 
げっそりとして、やっと空いた別の席にどすん!
と腰を下ろしてしばらくして周りを見たら、 
会社の後輩が同じ車両にいた。

遠方から通う私はほとんど同じ方向から
出勤する人はいなくてほっとしていたら、
数年前に同じ市からの新入社員が入社してきた。

誰かに関わらず出勤途中の私は
気が抜けていて、
会社モードにも仕事モードにも
なっていないことが多く、
知ってる人に見せられたものじゃなく、
見られたくなかったりする。

相手もきっとそっとしておいてほしい人だと
感じているから、私もそっと静かに 
襟をただして席に腰掛ける。

どんなに疲れている帰り道も
やっぱり気が抜けない。
家を出た時から気が抜けないのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?