イスラエルと米国の本当の危機はこれでは?
イスラエルの現政権にとって、そして米国の現政権にとって、本当の危機は、世界中から「非難されている」という事ではないでしょうか。
あえて、「非難されている」と書きましたが、批判を浴びているというよりも、「もういい加減にしろよ!」という「非難の声」だと思うからです。
強権的に抑え込もうとしても、感情的な爆発は抑えきれない。
トルコ外務省は「停戦の呼び掛けを拒否し、継続的な人道支援物資の搬入を妨げている」とイスラエルを非難し、駐イスラエル大使を召還すると発表しました。
ヨルダン外務省は1日、イスラエルの攻撃によりパレスチナ自治区ガザで住民に多数の犠牲者が出ていることを受け、駐イスラエル大使の召還を決定したと発表しました。サファディ外相はX(旧ツイッター)に「数千人もの市民が殺害され、人道上の惨事を引き起こしていることに抗議する」と投稿しています。
バーレーン外務省も駐イスラエル大使を召還しました。
南米ボリビアは10月31日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区での軍事行動は「好戦的で不釣り合い」だとして、イスラエルとの国交を断つと発表しました。
https://parstoday.ir/ja/news/world-i120318
パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエル軍の犯罪継続を受け、中米ホンジュラスはイスラエル駐在の自国大使を召還しました。
コロンビアとチリも協議のため駐イスラエル大使を呼び戻しました。
南アフリカも駐イスラエル大使を召還し、パレスチナ・ガザ地区への攻撃を「大量虐殺」と糾弾しました。
アラブ諸国全域で反イスラエル(反シオニスト)の抗議デモ。
米国、英国、フランス、ドイツなどヨーロッパでも抗議デモ
スイスでも抗議デモ。外務省が注意喚起。
イスラエル国内では反政府デモ。
これらの動きは反イスラエルというよりも、現政権の中枢に居るシオニストへの反発。つまり、反シオニスト。
そして、その背後にいる米国への反発。イスラエルのシオニストと、米国のつながりは、世界中が知っているわけです。
その中で、世界がいくら止めても、やめようとしないガザへの虐殺と侵攻に、世界中が「いい加減にしろ!」と叫んでいます。
それは、今、起きていることに対してだけでなく、これまでやってきたことのへの抗議です。
完全に世界中から非難を浴びているイスラエルのシオニストと、それを支える米政権。
物事の本質を見抜いた世界中の人々は、たとえ停戦があったとしても、もう、元の状態でイスラエルと米国と付き合うことはないのではないでしょうか。
本当の危機は、イスラエルのシオニスト政権と米国の現政権は、世界中から非難を浴び、「嫌われている」ことです。
もう、元の関係には戻らない。。。