見出し画像

局限的学習障害(SLD)

これまで発達障害の類型の一つにLD(学習障害)があります。最近ではこれをSLD(=Specific Learning Disorder)と呼びようになってきています。Specific。つまり、ある局面における狭い範囲における学習上の障害ということで、SLDを局限的学習障害と言います。

SLDの子どもたちはあらゆる学習に困難を抱えているわけではありません。私たちが運営する学習教室ミライエに在籍していた発達障害を持つ男子生徒は自閉傾向とともに言語理解の領域に障害を抱える一方で、形を覚える能力がとても発達していました。数学のテストに出題された図形問題を正確に図示することができ、レモンやバラといった難しい漢字を書くことができました。

エジソンやアインシュタインも発達障害があったと指摘されています。彼らが偉業を達成したように、あなたの近くにいる発達障害の子のなかにも大きな可能性が眠っているかもしれません。

発達障害は単なる脳機能の偏りによるものですから、学習に障害のある子どもは何から何までが苦手なわけではありません。その意味で局所的学習障害という名称は状況を正確に表現しています。人々の偏見をなくすためにも、SLDという言葉が定着することを願っています。


◆学習教室ミライエ
NPO法人子どもの未来を紡ぐ会が運営する学習教室ミライエは、①基礎学力と学習習慣の定着②自己肯定感の醸成 を指導理念に掲げています。
https://miraie2017.wixsite.com/home
https://twitter.com/miraie_2017

◆【運営】NPO法人子どもの未来を紡ぐ会
https://tsumugu2017.jimdo.dom
https: //www.facebook.com/tsumugu2017/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?