【実施概要】子どもと一緒に作る!楽しく学ぶ、グランピングドームづくり体験!
グランピングドーム建築プロジェクト「ひみつ基地づくり」
子どもたちと一緒にになって、グランピングドームを実際に組み立てるプロジェクトです。屋外キャンプ場や自然の中で開催し、参加者が共にドームを組み立てる体験型のイベントとなります。学校での教室や体育館、運動場でも開催できます。
目的
自然の中で楽しくドームを共同で建設し、チームワークを促進し、参加者同士の絆を深めること。
創造性や建築の基礎的な理解を養うこと。
算数や理科などの学びを実践的に活用し、その理解を深め興味関心を広げるること。
実践から見えた問題点
算数の実用性の欠如: 子どもたちは実践的な作業を通じて引き算を活用することができませんでした。これは通常の算数の授業中の理解としては不足していることが考えられます。
道具の使用方法や素材の効率的な利用: ハサミの使い方や材料の使い方に関する指導が不足していることが考えられます。より効率的な使い方や節約方法を教えることで、資源の浪費を減らし、技術的なスキルを向上させることができます。
子どもたちのチームワーク力と個人の活動のバランス: 子たどもちはチームで協力して作業することも、個々で取り組むこともありました。教育プログラムは、個々の強みや好みに合わせて、適切なバランスを見つける方法を提供する必要があります。
心理的サポートと教育環境の整備: 不登校児や心理的な不安を抱える子どもたちに対する心理的サポートや適切な教育環境の整備が重要だと感じました。
これらの問題に対処するためには、このドームづくりはより、算数を活用し、個々やチームワークなどにも効果的であり、子どもたちとの関わりの中で、個々の強みや好みにもより寄り添いながら講座を進めることができる。そのため、心理的安心感を得ることができ、子どもたちがより関わりやすい空間を作り出すことができる。
メリット
手作業を通じて新しいスキルを学び、自信を深めることができる。
子どもたちにとっては、自然を活用した遊びや学びの機会となる。
チームワークの重要性や効果を実践的に体験することができる。
建築や設計に関する基礎的な知識を身につけることができる。
問題解決能力や柔軟性を養うことができる。
自然環境を活かしたリソースの有効活用方法を学ぶことができる。
実践例
不登校児の居場所「虹の部屋」をテーマにしたグランピングドーム建築プロジェクトは、ひみつ基地づくりと題して、子どもたちと教員が協力して、3日間で大きなドームを教室内に建築する取り組みを行いました。このプロジェクトでは、建築の要素を実践的に学ぶだけでなく、繊細なお子さんでもできるように、一人でもできること、みんなでできることなどを考慮し、チームワークや創造力の育成も重視しました。
経緯
一人で落ち着きたいお子さんや、学校に恐怖心があって学校に行けていないのに、廃校利用の施設なので、繊細なお子さんには心理的不安があるため教室のリフォームができないかと依頼される。
ただ、施設を改造、改築、貼る、壊すができないため、グランピングのドームを教室内に設置することを提案する。
また、やるならば、子どもたちと一緒にワークショップ形式をとり、自分たちが過ごす施設は自分たちの手で作ることの楽しさもあることを提案し、ストローでの模型を作るとことからのワークショップ3日間となりました。
実施内容
虹の部屋の楽しさを考える:1日目
子どもたちは、虹の部屋で何をどうしたら楽しくなったり居心地よくなったりするかを考えました。
子どもたちから出たアイデア
お泊り、お化け屋敷、トラップつける、温泉、花火、シャボン玉、バーベキューなど、自由になんの制限もないところから考え想像してもらい、それを書き出すことにしました。
先生より、子どもたちに、ここの部屋で何をしたいのかはじめて聞いたということでした。子どもたちから出たアイデアは、今後虹の部屋での活動にも取り入れてくださるということなので、大人が与えるだけではなく、子どもたち自らが自分たちで作っていく虹の部屋での過ごし方もできそうです。
学校など教育機関において、一方的に大人側が子どもたちに教え導くのではなく、学校をひとつの暮らしとしたときに子どもたちがそこで何ができたらうれしいか?楽しいか?要望を聴くというよりは、子どもたちのアウトプットを促進するという目的で聴いてみてはと感じた。ドームの模型制作:2日目
プロジェクトの第二段階では、子供たちはドームの模型を作成し、建築の基本的な仕組みや技術を学びました。模型制作を通じて、数学的な計算を行って正確な資材の使用量を把握すること、資材の使用方法や組み立て手順を理解し、実践的なスキルを身につけます。
15センチのストローをまず用意して、それを7センチと8センチに切り分ける作業を行いました。単なる引き算ではあるのですが、実際の算数の授業ではなく、実践的にしてみることで、引き算だということが理解できてないお子さんがたくさんいました。そうすると、材料をたくさん使ってしまうので、余分なストローがたくさんできてしました。
先生とのお話でも、この、算数を実用的に使うこと。が足りていないということ、また、こちらの伝え方についても、子どもたちがより理解しやすいようにという気づきを得ました。
また、ハサミの使い方、セロハンテープでの止め方、紙の使い方など、より丁寧に節約しながら使うことを伝えていければと思います。大規模なドームの建設:3日目
最終的な段階では、子供たちと教師は本格的なドームの建設に取り組みます。これには、模型づくりから学んだことを実践する意味を持ち確な資材の使用量を把握し、丁寧な組み立てとチームワークが不可欠です。また、出来上がりを体験し、三角形の強度や建築物の安定性についても完成したドームから学びます。
実際、繊細なお子さん同士でしたが、みんなで声をかけあいチームでやる子たち、ひとりずつで活動する子たち、それぞれで分かれてやっていました。工夫もそれぞれで見られ、子どもたちの創造性を発揮できたと感じます。
この中では、道具の使い方や、利用の仕方など、実践的に体験するからこそのできることが、できていないということが浮き彫りになりました。
ハサミの使い方、ハサミの渡し方、段ボールの強い弱いの方向性や、麻ひもの取り分け方や紐のとり方を、実践的に体験することができました。
まとめ
子どもたちがプロジェクト全体に参加し、建築のプロセスを通じて様々なスキルや知識を習得することができます。一方で、教員の皆さんも子どもたちに交じることで学びを得ると同時に、子どもたちに必要な支援や指導方法を見つけることができることがメリットの一つにもなります。
また、プロジェクトを通じて子どもたちが不足しているスキルや知識を見極め、今後の養育的な関わりの中で子どもたちにとって今、。
このプロジェクトは、建築の基本的な原理や技術だけでなく、チームワークや創造力を育む素晴らしい機会を提供します。また、子どもたちが建築という興味深い分野に関心を持つきっかけとなることも期待されます。
詳細については以下、マガジンをお読みください。
屋外施設での実例報告
キャンプ場でのグランピングドームを作るワークショップは、自然と人々を結びつけ、楽しみながら新たなスキルや価値観を得ることができる貴重な体験となります。
屋外での活動ですので、ベースづくりとしてグランピングドームを作ることをお勧めします。ドームを拠点として、様々な野外活動へつなげていくことができます。
また、親子や家族、その他の団体などと協力しながら活動していく過程で
コミュニケーション力を学び、育んでいきます。
詳細は、以下、記事内容をご確認ください♪
実施概要
ご依頼にあたって
ご依頼いただく際には、学校や関連機関でのイベントやプロジェクトに組み込んで頂く場合に限り、出張プロジェクトを実施させていただきます。四国地方内か自家用車移動が可能な地域での開催を希望される場合のみ、実施が可能です。
申し込みについて
プロジェクトの申し込みは完全予約制となります。申し込み対象は小学校1年生以上とし、ハサミなどが安全に使える年齢を対象といたします。申し込みは1年前から受け付けています。当日の内容が事前打ち合わせで決定したものと相違している場合、その場で辞退させていただくことがあります。
実施日について
学校の実施日は原則として平日(月曜日から金曜日)とさせていただきます。祝祭日を除く平日が稼働日となります。企業や他団体はご相談に応じます。
時間について(講座180分)
・準備30分程度(講座内には含まず)
・本番135分適宜休憩を挟む
・参加者の作品発表30分
・片付け15分
2.学校授業など基本2時限を3日間(要相談)
・1日目 どんなドームを作るか考える・模型
・2日目 模型完成
・3日目 大きなドーム完成
当日準備して頂きたいもの
・1基につきブルーシート一枚(4m×4m以上)
・養生テープ(1基につき3~4本)
・デザイン用のマジックセット
費用について
・基本料金:小学生以上大人まで対象 基本料金 (要相談ください。)
20人以下 5万円~
21~30人 10万円~
31~40人 15万円~
交通費や宿泊費は実費必要。ポールなどを配送する場合はご負担ください。
材料費
ストロー(1人70本程度)、セロハンテープ、テント用のシートや布の費用、飾りなど
ドームをこちらからレンタルする場合は、3基まで費用はかかりません。
お買い上げで据え置き設置する場合は、材料費:1基ごとに3万円でこちらで準備して行きます。(材料費、加工賃込み)
体験場所について
安全に活動できる学校のグラウンドや雨天は体育館などを確保してください。
グランピングドーム体験は、基本、屋外で行います。悪天候の場合、体育館などでの実施をお願いいたします。
注意事項
・ 子どもたちが、乗ったりぶら下がったりするような強度はありません。そのように利用されますと壊れ、怪我をする可能性がありますので、絶対にしないでください。
・作業には保険をかけていただくようにお願いいたします。
・作業中に注意した事項について約束が守れないようであれば、活動の途中でも制作は中止させていただきます。
お申込み先はこちら
■MIRAICRAFT
生きる力を引き出す子ども建築士教室 MIRAI CRAFT 主宰
■香川県高松市
■子ども建築士教室
創造あそび・模型コース
■ベネッセみらいキャンパス講師
■ミライクラフト一級建築士事務所
■Instagram
https://www.instagram.com/mutsu_mirai_craft/
■Facebook
https://www.facebook.com/mutsumi4clover
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?