友達に会うと比較して苦しくなる
かなり久しぶりに友達に会うということをした。
忙しかったわけでもないし、体調が悪かったわけでもないけど、ただ人に会うことが怖いし億劫だった。
人に会うのが苦手な理由、まず1つ目は気を遣って疲れるから。
服装ダサいとか化粧下手だなとか思われてないかな?
夕方になったけどいつバイバイする?まだ早い?
さっきの相槌とか、言い方おかしかったかも、不快にさせてないかな?
みたいな感じで、会う前も会ってる最中も帰宅してからも自意識過剰に悩んでしまって頭の中がうるさい。
なので、「楽しい」よりも「疲れる」が勝ってしまう。
人に会った後は、大抵「あー少なくとも1ヶ月はもう人に会わなくていいや」って思う。
人に会うのが苦手な理由、2つ目は勝手に比較して落ち込んで苦しくなってしまうから。
私は自分の話をするのが得意じゃないし、好きじゃないから、必然的に聞き役になる。
仕事のこととか、恋愛のこととか、共通の友達の近況とかを聞いていると、しなくていいと分かっていても自分と周りを比較してしまう。
他人と比較じゃなくて、過去の自分と比較すれば、今の私はそんなに悪い状態ではない。
仕事のことですごく思い詰めてもないし、適度に趣味も楽しんでいるし、大切な人もいる。
でも未来の不安がじわじわ襲ってきて、今の幸せを味わえず、今の自分に満足できていないから、どうしても他人と自分とを比較してしまうんじゃないかと思う。
みんなはもっと社会的に立派な仕事を頑張って、次のステップに進もうとしている(ように見える)のに、それに比べて私は足踏みしてるだけじゃないか、不自由なく生きてるくせに何をそんなに偉そうに苦しんでいるのかって。
人付き合いは昔から得意ではないけど、大学生くらいまでは友達に会うのも楽しかったはず。
でも、コロナ禍で社会人になり、人に会うことを自粛する世の中になった時に、寂しさも少しはあったけど、ほっとした。
一人で過ごしていい口実ができた気がして。
地元から離れていたし、友人たちと休日も合わなかったし、コロナ禍だったしで数年ほとんど友達に会わなかった。
そして、一人でカフェに行ったり買い物に行ったりすることの快適さを覚えた。
その後、心身の不調で仕事を辞めて地元に戻った頃、地元の友人たちがたくさん誘い出してくれた。
ありがたかった、でも同時に苦しかった。
無職の自分と立派な仕事をしている友人たちを勝手に比較して、息苦しかった。
素直に楽しめない自分もまた情けなくて辛かった。
そうやってそのまま、転職してからもあまり友人たちに会わなくなってしまった。
今日もさすがに友人の誰にも会ってなさすぎじゃないか?って思いもあり、会ってきたけど、結構疲れて帰宅した。
比較が止められず胸が痛かった。
長い付き合いの友達だし、大事にしないとって思うのに、自分はすごく薄情な気がしてそれもまた胸が痛かった。
家と仕事の往復だけで、誰とも会話をしていないというわけではない。
行きつけのお店で店員さんとお話ししたり、彼氏と会ったりはしているし、家では家族とよく話す。カウンセリングも毎月行ってる。
でもそのくらいの関わりでいいんだろうか?
もっと友人を大切にしないといけないんじゃないか?
比較で苦しまないように、自分の心を成長させないといけないんじゃないか?
それとも、友人関係が変化しつつあるってことなんだろうか?
難しい。わからない。
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