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トマト|葉が突然白く枯れる|低温障害

 暖かくなり、家庭菜園を始めるベストシーズンになりました!トマトやミニトマトを栽培していると、ある日突然葉に茶色や白の斑点が発生することがあります。これが3~4月もしくは10月以降の時期に発生したのなら、低温障害かもしれません。
 今回はこの”低温障害”をできるだけ防ぎ、トマトの実をきちんと収穫できる方法をご紹介します。

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低温障害(葉に角ばった不規則な斑点)

 ちょうど今頃、3月の終わりごろになるとホームセンターにトマトの苗が並び始めます。ワクワクしながら畑に植えるまでは良いのですが、しばらくすると不意打ちで発生するのが低温障害です。

 あ!買ったばかりで疫病にかかってしまったかな!?なんて病気と勘違いしやすいのが低温障害。でも安心してください、今の時期はまだ病害虫は活動が鈍く、病気の被害が突然発生することはまずありません。

 実は、5月に入るまではトマトやナス、ピーマンなどナス科を植えるには気温が低すぎるのです!4月は意外と冬物の衣類が活躍しますよね。夏野菜にとっては過酷な環境です。
 気温が10度を下回ると低温障害のリスクが高まります。
5度を下回ると、低温障害だけでなくトマト自身が致命的なダメージを受けてしまうかもしれません。

 今すぐ苗を買う場合は低温障害の対策をするか、苗を買うのをゴールデンウィークまで我慢するか、何らかの対策をすることになります。

症状

 葉に茶色の斑点が突然発生し、次第に白っぽくなります。白っぽくなってから気付くことも多いです。

トマトの低温障害

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原因

 夜間や明け方、気温が10度以下に下がったことが考えられます。風が強いと、より被害を受けやすくなります。

予防

 苗を低温から守ることで予防できます。

1.苗はGWまで買わない
 一番簡単な方法は、十分に気温が上がるまで植えつけないことです。GWには夜間の冷え込みも緩みますので、それまでは苗の購入をがまんがまん。

2.あんどんにする
 透明なビニールで植えつけた苗の周辺を囲むと、風などによる冷え込みを緩和することができます。少しでも早く収穫したいときにおすすめ!

アプリSCIBAI そらさんの投稿

対策

 一度低温障害が発生してしまった葉は、回復することはありません。ただ多少は光合成をしてくれるため、除去する必要はありません。新しい葉が十分展開するまではそのままにしましょう。

まとめ

 3月4月は家庭菜園を始めるベストシーズン!低温障害をしっかり防いで、順調なスタートダッシュを切りたいですね。そして夏にはたくさんのトマトを収穫しましょう!

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 「野菜を植えたが、いつの間にか枯れてしまった」。そんな時、じつは病害虫の被害に遭っていたかも(>_<) 早めに対策していれば、無事に収穫までたどり着けるはずです!

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