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トマト|葉が黄色い|カリウム欠乏|初心者が成功するためのポイント

 トマトやミニトマトを栽培していると、葉っぱの縁が黄色くなることがあります。これは病気ではなくカリウムという栄養素の欠乏症。今回はトマトの糖度を左右する、”カリウム欠乏”についてご紹介します。

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カリウム欠乏

 植物体内のカリウムが不足することで発生します。トマトはカリウムを多く必要とするため、窒素-リン-カリ 8-8-8 などの同量の肥料を使っているだけだと、窒素過多を防いだと思ったらカリの欠乏になった、ということがよく起きます。

 カリウムはトマトの糖度を上げると言われており、トマトを育てる際は、どうやって窒素を与えすぎずにカリウムを補給していくか、ということが重要です。

症状

 カリウム欠乏になると、新しい葉の縁や先端から黄色くなり、やがて枯れてきます。黄色と緑のコントラストは鮮やかですが、黄色い部分、枯れた部分では光合成ができません。

カリウム欠乏

 なお、葉があまり黄色くならず、枯れていく症状もあります。

カリウム欠乏によるトマトの葉先枯れ

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対策

 カリウムを追肥します。おすすめは窒素の無い液体肥料や、カリウム単体の肥料です。成長点から新しく出てくる葉が、カリウム欠乏になっていなければカリウムは足りています。

予防

 予防で大事なのは、適切な施肥です。
トマトは窒素をあまり必要としないため、よくある窒素-リン-カリが8-8-8など同量のものを与えると窒素過多になりやすいです。

そこで、
リン酸とカリのみの液肥や肥料と併用することをお勧めします!
元肥でも追肥でも、考え方は同じですので、ぜひお試しください。具体的な手順は以下です。

  1. 8-8-8など同量の肥料をいつもの半分にする

  2. 残りの肥料を窒素無しの液肥や肥料で補う

  3. もし窒素が足りない(生長点の緑色がすごく薄い等)場合は8-8-8など栄養素同量の肥料を追加する

おススメの液肥や肥料をご紹介します。

まとめ

 家庭菜園で初心者向けの野菜とされるトマトですが、肥料のバランスには繊細です。カリウム欠乏をしっかり対策して、糖度の高いおいしいトマトを収穫したいですね!

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