トマト｜葉の茶色い斑点｜斑点病｜初心者が成功するためのポイント
家庭菜園でトマトやミニトマトを栽培していると、茶色い丸い斑点がぽつぽつと発生することがあります。これは”斑点病”という、梅雨の時期によく遭遇する病気です。一旦出てしまうと有効な対策が非常に少ないので困ります。
今回は、”斑点病”を上手に防ぎ、トマトを元気に育てる方法をお伝えします。
斑点病
葉や葉柄、茎に灰褐色の斑点が発生する病気です。カビの一種であるStemphylium lycopersici および Stemphylium solani が原因。斑点が丸っこく、光沢があるのが特徴です。
＞＞もしかしたらと思った方はこちら！かんたんAI診断（無料）
最初下葉に発生した斑点は徐々にトマト全体に広がります。斑点で覆われた葉は枯れてしまい、だんだんとトマトに元気がなくなってきます。
菌はトマトの残骸などと一緒に越冬し、次の年にも再発します。一度病気が発生した土壌では、3,4年はトマトを育てないようにします。
症状が似ている病気
斑点細菌病は発生時期が重なっており、見た目も似ています。区別の仕方は、斑点の色と形です。斑点細菌病はより黒っぽく、でこぼこした斑点の形をしているので区別できます。
逆を言えば、しっかりその特徴を捉えないと違いが分かりません。このように非常に似た病気の存在が、病害虫診断を難しくしています。
発生しやすい条件
20～25℃の多湿な状況を好みます。梅雨と秋雨の時期に条件が揃ってしまい、発生しやすくなります。
予防
斑点病は、予防としてできることが非常に限られています。耐病性のある品種があるため、毎年被害に悩んでいるような方は品種選びから工夫してみてはいかがでしょうか。
１．枯れた葉、黄色くなった葉を除去し、風通しを良くする
”風通しのよさ”はどの病害虫の予防にも非常に効果的です。斑点病のカビ胞子は古い葉の上で増えますので、しっかり除去していきましょう。
２．農薬を散布する
プロ向けのしっかり効く農薬ですが、予防と治療の両方に有効です。毎年被害に悩まされて何とかしたいときには、使ってみてください。
対策
梅雨入りをしたら、定期的に古い葉の表面を確認しましょう。病気も害虫も初期対策が重要です。
１．斑点の発生した葉を除去する
斑点から菌の胞子が飛んで広がってしまうので、斑点が出た葉は除去しましょう。
２．農薬を散布する
プロ向けのしっかり効く農薬で、予防と治療の両方に有効です。毎年被害に悩まされて何とかしたいときには、使ってみてください。
まとめ
梅雨の時期に出やすい”斑点病”、予防も対策もできることは少ないです。家庭菜園で農薬はなるべく使いたくない…そんな方は、まずは斑点の発生した葉からこまめに除去していくことをお勧めします。
写真から130種類以上の病害虫・生理障害を自動診断！
「野菜を植えたが、いつの間にか枯れてしまった」。そんな時、じつは病害虫の被害に遭っていたかも(>_<) 早めに対策していれば、無事に収穫までたどり着けるはずです！
斑点病の他に、トマトには25種類以上の病害虫や生理障害があります。
判断に迷ったら、スマホで写真を撮るだけで、病害虫と対策がすぐ分かるアプリ”SCIBAI- サイバイ-”を無料ダウンロード！トマトをもっと元気に育てましょう。AI診断は11種類の作物に対応。
さらにアプリを使うみんなのSNS投稿では、育て方のヒントが盛りだくさん！お悩み相談もできます。
