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入口偏差値ってそんなに重要ですか!?

受験の目安『偏差値』

『偏差値』大学受験や高校受験などの時、受験先決定の目安にする人が多いと思います。

この大学や高校の偏差値、大学進学を志望している全受験者が、共通テストのような試験を全員受けて、ランク付けされた大学へ順番に入学するシステムでも無く、予備校などが模試の結果や、実際の入試問題などから算出するわけですから、完全に正確なモノではないわけですよね。
あくまでも目安!!


『偏差値』に翻弄される!?

しかし、この予備校等が出している『偏差値』に人々は振り回されるわけです。偏差値ランキングのようなものを見ては、偏差値の高い大学はすごいみたいな気持ちになったりしませんか?

予備校等が出した偏差値表で、一番高いところ、例えば『東京大学 理科Ⅲ類』になるかと思います。そこで、周りで理Ⅲが出ると、すごいとなるわけです。

誰もが理Ⅲに進みたいわけではない

しかし、基本医学系に進む予定が無い人は理Ⅲへは進みません。また、理Ⅲは基本医学科へ進めますが、東大は進振りがありますから、理Ⅰに入学しても志望の学部学科へ進めるとは限りませんね。最初から学部学科が決まった大学に進学したいから、あえて東大は選ばないという方もいらっしゃいます。

とくに、専門的な分野ではそれが顕著ですね。芸術系分野に進みたければ、音楽や美術の選考がある大学の学部学科を選ぶわけで、ご自身の偏差値がとても高かったとしても、東大ではなく、藝術大学などを志望されると思います。


受験方式によって変わる合格難易度

大学入試も高校入試も、受験方式によって、合格難易度が変わることがあります。
合格難易度が異なるということは、本来偏差値も変わるはずですが、そこはあまり語られることが無いですね。

だから、例えば『〇〇大学はこのの表に偏差値70とあるからすごい!』となるわけですが、近年は入試方式が多様ですから、ただ〇〇大学というだけでは学生が偏差値70あったのかどうかを判断することは難しいのです。


大学や学生時代に何をしたか?

学生にとってはこれが一番重要ですね。
この辺りは次回書きたいと思います。


大学や高校の力

例え入学時の偏差値が低いとしても、入学した後が大切です。
大学や高校に生徒を伸ばす力があるか?
就職や進路に対応する人材育成ができるかどうか?
そうしたところを見る必要があるかと思います。


出口も大切

入口偏差値は、学生の粒を合わせるために必要な目安となりますが、
大学や高校を卒業したときにどういう人材になっているかが一番重要なところではないでしょうか?

入口偏差値も大切だとはおもいますが、大学や高校の育成力により変わる可能性もありますから、入り口だけの判断すべきではないと思います。

まとめ

同じ偏差値帯だとされる大学や高校であったとしても、全てが同じではありません。
大学や高校の特色を知り、大きく成長することが大切だということだと思います。なぜそう思うかについては、また後日書きたいと思います。





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