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写真をやっていたこと。【ぼくらは仕事で強くなる vol.24】

今日は単なる思い出話です。予めご了承ください。笑

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もうずいぶん昔のことですが、写真をやっていました。

学生の頃は、撮った写真をポストカードにして、表参道の路上で売っていました。当時は同潤会アパートというとても風情のある建物があって、いつかその中のギャラリーで個展をやりたいなって思いながら、道端に自分の作品を広げていた。1日数人の方が私のポストカードを買ってくれて、だいたい1日1,000円くらいの売上。でも釣り糸を垂れているような時間が、気持ちよかった。

社会人になって昼間は仕事して、モノクロのフィルムを現像して、お酒を飲みながら夜な夜なプリントをする。そんなこともしていましたが結局、仕事にのめりこんでしまって10年くらいたって、気が付いた時には同潤会アパートは取り壊されて表参道ヒルズなんていうキラキラした建物に変わっちゃった。

でも、たまたま機会があってその中のギャラリーで個展をやることができました。

それでなんか念願かなっちゃった感じもあって、また写真から離れてしまった。そうしたらフィルムカメラなんてものは一気に廃れてしまって、デジカメ買ったりしたけど好きになれない。もともと、別に上手な写真が撮れるわけでもなく、専門の勉強もしたわけでもないんです。

それでも、写真というのは私にとって特別な意味を持っています。あの頃、写真をやっていたことが、私にとって今の仕事とすごく密接につながっていて、写真をやっていた日々があるから、今があるんだ、とすら思うのです。

やっている事業とは全然関係ないのだけれど。

どうやって見せたらよいか、下手な写真を一生懸命それっぽく見せようとあがいて、無駄にこだわっていた時間。暗室の赤い闇の中で、自分が表現したいことは何なのか迷った日々。自分の事業を相手に伝える行為は、まさに写真作品を見てもらうことと同じように思えたりします。

そんなわけで、過去との繋がりを考える時間というのは大切だな、と思っています。

今、自分が選択していることと、一見関係ない過去を無理やり引っ張り出して眺めてみると、思わぬ意味が立ち上がってきたり、繋がりが見えてきたりします。

そういう過去の自分との繋がりを意識しながら、今や、その先を見ることができると、自分自身の過ごしてきた時間や想いから、たくさんの力をもらえる気がするのです。

同じひとつの人生だから、つながりを見出すことは意外と簡単。そして、きっとそれは幸せなことかな、と思っています。

noteを結構頻繁に書くようになって、写真に困る日々。フィルムで撮った写真を載せてみようかなって思って、フィルムスキャナーなるものを入手しデータ化できるようになりました。ここ数年、昔のカメラを引っ張り出してちょっと写真を撮っていたので、しばらくそれを載せてみようかな、と。写真の下手さと意味の分からなさ、あと、なんか暗い写真が多いといわれがちなのですが、そのあたりは自己満足の世界ということで、悪しからずご容赦くださいませ。

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連載「ぼくらは仕事で強くなる」は、ローンディール 代表 原田による個人ノートです。組織やマネジメントのこと、自分自身のキャリアについてなど、日々感じていることや取り組んだことを綴っています。週1回程度更新しています。

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